など言われそうな事をした
地図を丸めゴミ箱に放り込んだ
けどムカつきが治らず
拾い上げちぎった
夫からもらったロードマップ
入院中の私には要らなかった
夫に返してもらい、退院したら…と
誕生日プレゼントは
手指もまともに動かない
この頃には不要だった
退院して宝物箱に収めた
この夏休みの旅を北海道と伝えられた
この人は自分の都合ばかりだ
工程をレジュメ裏
メモの空欄に書いてよこした
このメモひらけば
高野山へのツーリング計画
行こう行こうと誘っても
重い腰を上げず嫌気さし
こちらの楽しい仲間との
ツーリングを選んだか…これも腹立たしい
仕方ないけど
旅行工程をなぞろうと
いただいたロードマップ
宝箱より引き出して
北海道をばん!とひらけば…
工程が書いてある…なぜ?
これはなに?問うたら今回の旅
と口を濁す
それは嘘だわ
この地図を出すことはできない
ある場所も知らないでしょう
がことの始まり
5年前に今回の計画をなぞれるのか
どうやってこれに書くことができる
ツーリングですか?
ツーリングだったら
一拍二日くらいだ…あっ!
という顔を見逃さなかった
じゃあこんな五泊も
ご同行者がありますかね
なんにも答えない
何にも言わない、悲しくなる
馬鹿にされたようで
ちぎった地図を
テープでジグゾーのように貼り付け
質問を聞いてほしいと伝えた
話はしてくれたが
この人らしくないうやむやな返事
の後は聞いても答えなかった
フェリーで函館に入って
ホテルを考えた
丸して赤文字のホテル
ホテルはまだ2020この年には
オープンしていないから
書き込まないよ、書き込めないでしょう
などという
調べました2020.6.14
ホテルはオープンしてました
なんでこんなウソをつくのだろう
この五泊を誰との旅にしたかったのだろう
私には聞く権利はない
お互い一個人
そこまで首を突っ込んでほしくない
そんな思いが横顔に見えた
そう所有物ではありません
でも共にいたら個人のまえにパートナー
同胞とかがないかしらん
二人の間
後ろに人影の見えるような
いろんなことで始まった年
なに一つ 答えもなく
胸に落ちてこない事柄
これから共に歩むのに
心の隅のこの影は
どんなふうに広がってゆくのだろうか
共に歩めるのだろうか
一人勝手に
あなたが大好き
あなたと共に…と一方通行か
夫の心に生えた芽は
我が家の朝顔が伸びてゆくように
真ん中に刺した棒を離れ
別の場所へ蔓を伸びてゆくのだろうか
まっすぐはお気に召さず
夫はそのうち
離れていってしまうことだろう


