インフレなのかデフレなのか? | こんちゃんの「社会世相を斬って、見てみる」

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身近な話題から時事問題まで、自分の感性の働きから感じた事、考えた事を、斬って、見てみる。

昨日(11/22)は書かなかった。

 

それは11/20に書いた時の「月曜日は気が思いと言うことを自覚する。」が、どうやら月曜日だったからではなく、体調が不良だったことから、ちょっとお休みした。

 

今日は勤労感謝の日の祝日なので、勤労に感謝しながらゆっくりしたい。

 

東京は雨模様だ。

 

それで、そんな雨模様の朝に新聞を眺めてみた。

 

都内の中古マンションの在庫が積み上がって来ているという。

 

都内では中古マンションでも高値になってきて、一般のサラリーマンの手にも届かなくなってきているのだという。

 

そのため、だんだんと在庫が増えてきたということで、今後、値下げ圧力がかかるかもしれないとのことだ。

 

逆に言うと、そこまで値段が上がってしまったと言うことでもある。

 

記事の中では、築10年以上の建物が、新築時より高い価格で取引されているケースもあるとのことだ。

 

不動産バブルの様相でもありそうだ。

 

そうした記事の横にはリゾート会員権の10月の成約価格が3.1%

上がったとのことだ。

 

何だか、こうした記事だけ見ていると、世の中はインフレになっているのではと思ってしまう。

 

だが、ネットで読んだ記事では、比較的安いラーメンのチェーン店だった幸楽苑が店舗を大量閉鎖しているという。

 

また、サンマルクカフェもここにきて、店舗展開が遅れてきているという。

 

多くは、人材不足で人件費が高騰して、低価格が維持できなくなっているから、とされているが、読んだ記事によれば、そもそもの価格設定が、他の業態よりちょっとだけ高く、それに着いていけない消費者がいる、という。

 

幸楽苑などは、同じような業態でさらに安い日高屋とか、そば店の富士そば、ハンバーガーとコーヒーの一番安い組み合わせなら200円で済むマクドナルドなどにお客を奪われているのだそうだ。

 

さらに、最近はコンビニでもイートインのコーナーを設けているところがあり、そこで食べればちょっと大きめのカップ麺でも、200円以内で済んでしまう。

 

サンマルクカフェにしても、最近はそれより安く、お店も綺麗になってきたドトールなどに流れているらしい。

 

消費者は安いところに流れているのだという。

 

そんな記事を読むと、かなりデフレが進んでいるな、とも感じてしまう。

 

両方を読んだ時に、これが同じ日本なのだろうか、とも思う。

 

今日のような雨の日の祝日に、空いているスタバなら行ってもいいが、混んでいるならば、ドトールで十分だったりする。

 

カシミアのコートを着て、高級腕時計をはめて、ドトールでコーヒーを飲んだり、マクドナルドでハンバーガーを食べたり、といったインフレだかデフレだか分からない状況もあるだろう。

 

おそらく、個人の中で、インフレとデフレの使い分けをしていて、それが結構賢くなってきているのかもしれない。