お題学生服(制服)でした


この画像から作品宜しくお願いします

ジャンル問いませんので
(俳句、短歌、ポエム、手紙、
エッセイ短編小説など)
ジャンルをお書きいただき
コメントにて作品をお願いします
ジャンルで一人5作品でお願いします
俳句5句、短歌5句などです
エッセイ、短編小説、ポエムなどは

1作品でお願いしますとの事でした


では作品発表です

(俳句)

憧れの制服を見て恥ずかしや

作リーヌさん


(俳句)

制服の 肩で風切る 新入生
(新入生の誇らしげな姿が目に浮かびます。小学校なら
ブレザー、中高生ならば学生服・学ランでしょうか…)

卒業の 胸のボタンに 極まれり
(こちらは卒業式。思い思われ、制服のボタンに纏わる
男子と女子の淡い恋心が、まさに極まった瞬間です!)

制服に さくら蘂降る 帰り道
(さくらが散り際の春爛漫な時期、一人で帰るもよし♪
二人で帰るのも、大勢で帰るのもいいものですからね)


作やっくんさん


(川柳)

一茶さんの「名月をとってくれろと泣く子かな」をお借りして

ボタンをひとつくれろと泣く娘かな


作タケノバンブーさん


(俳句)

まぶしいな制服 すがた1年の

作藤ヶ谷智栄美さん


お題「学生服」 三首

いたずらな春風に揺れ魅了する
きみの笑顔とスクールリボン

初登校セーラー服の眩しさに
波を窺う僕たちカモメ

詰め襟の第二ボタンの伝説に
縁もなく過ぐ僕の卒業


野乃みちをさん


(和歌)


制服を
そっと纏いて
紅を引き
吐息ひとつの
笑みや溢れし

作星美奈瀬さん


(俳句)

制服のボタン無くして卒業す

作nyagoさん

(ポエム)

制服姿もこれが最後かと、後ろで誰かが嘆いた
その言葉に感傷もひとしおで
あなたの姿を無意識に探してた
密かに思い育ててたの
見つめた背中が振り向く
かち合う目線、きっと顔中真っ赤なわたし
固まってるうちにあなたが近づく
泣きそう
手を取られて教室の外へ連れ出された
ぎゅっと握ったあなたの手が熱い

作あさこさん


(短編小説)

題名 セーラー服への想い

文乃(ふみの)

由美子(由美子)

昭和20年日本は鬼畜米英との掛け声の

もと食べる物の殆どないそんな

極限状態の中日本の勝利を信じて

勤労奉仕を少女達はしていた。

文乃はセーラー服にモンペ姿で

毎日空襲時に邪魔にならないよう

家屋を壊す作業をしていた。

「ヨイショ、ヨイショ」

とロープをひっぱり解体した家屋の 

土埃りを被りながら頭に日の丸の

鉢巻をし勤労奉仕に励んでいた。

重労働を終え家に帰れば毎日ゝ

食べるものは米の研ぎ汁みたいな物を

暗闇のローソクの中食べて体力も

限界だった、それでも眠れれば疲れは

取れるが最近は毎夜の空襲警報が鳴り

響き母を連れ幼い妹と共に防空壕に

入って空襲のすぎるのを待っていた

「お姉ちゃん怖い」

幼い妹は文乃にすがって泣いた

「大丈夫、大丈夫よ」

文乃はそういいながら怖がる妹を

なだめた。

そんな夏の暑い中、広島と長崎に

立て続けにアメリカがピカドンを

落とし大勢の人が亡くなったという

事をきいた。日本はこれからどうなる

のだろう?それでも国民は勝利を

疑わなかった。

神風が吹くとの暗示みたいに思う事で

この極限状態を耐えていた。

間もなく皆がラジオの前に集まり

天皇陛下のラジオから流れる声に耳を

傾けた。

昭和20年8月15日正午からその放送が

始まり何を言っているのか?直ぐには

理解できなかったが

男の人が泣きながら

「日本は負けたんだっー」

と拳を握りしめ泣いてうめき声を

あげた。

それを見てあぁ戦争が終わったのだと

理解できた、文乃はこれで、もう

ツラい勤労奉仕は行かなくていいし

空襲が無くなったのだと思った。

戦争に行ったお父様も帰ってくると

思えた。

それから父が戦地から帰ってきても

戦後の混乱の中文乃達は食べ物を

求め色んな物をお米に変えて生き延び

ていた。

文乃はやっとセーラー服を着て

学校に行けるようになったが

校舎も焼けて中々通常の勉強も

できずにいた。

そんな中文乃も年頃になりお見合い話

があり隣町の小さなお店をしている

所に嫁ぎ女の子がうまれた。

名前は由美子と名付けられ

文乃はお店と家の事をして子育てをし

懸命に働きいつの間にか昭和の

高度成長期に向かって暮らし向きも

食べれるようになっていた。

文乃の子供の由美子もあの時の

文乃のように今年から中学生になり

セーラー服を着る事になった。

文乃がセーラー服を着てた時代は

戦争に始まり戦争で終わりセーラー

服を着ていてもモンペを履き

防空頭巾で戦火を逃げ惑うそんな

時代だった。

由美子はセーラー服にひだのスカート

を履き学生鞄を持ち桜の舞うそんな中

勉強だけに学校へ行けるそんな時代は

文乃達が苦しんだ中得た平和な時代

なのだといつも由美子にきかせていた

由美子は時折そんな話をする母を

疎ましく思っていた。

文乃の生きてきた時代が分からない

から娘の由美子が着ているセーラー服

がどんなに文乃に眩しく見えている

かが娘の由美子にはわからないの 

だろうと思った。

そんな由美子に文乃は見せた

「これ、母さんのセーラー服よ」

と押入れの中から取り出した

1枚のセーラー服だった

「何これ?亅由美子はボロ雑巾の

ようなセーラー服を見て聞いた

「これを着てお母さんは

勤労奉仕や空襲を逃げ回ったの」

そのセーラー服をみた由美子は

白いセーラー服は洗ってあっても

白と言えない色で綻びもあり

ボロボロのセーラー服だった。

「これが私のセーラー服だった

由美子のようなセーラー服お母さんは

ずっと着たかった」

母の文乃が言った言葉は由美子には

直ぐには理解できなかったが

そのセーラー服をみせられたら

どんな時代だったのか?容易に想像は

できた。

由美子は言った

「お母さん、私達の時代ではこんな

ボロボロのセーラー服を着るような

事をしたらいけないようにしなきゃね」

「そうよ、由美子の時代は誇らしい

気持ちでセーラー服を着て欲しい」

そんな思いで散っていった命が沢山

いた事を思ってほしい。

その戦火をくぐり抜けたセーラー服を

みた時由美子には少しだけだが

わかった気がした。

[完]この物語はフィクションであり実在の

人物・団体とは一切関係ありません

(俳句)

母から娘(こ)セーラー服の花衣

作こめっ子

ご参加ありがとうございました

次回も宜しくお願いしますm(_ _)m 

※作品作って掲載されていないとか誤字間違いあればコメントにて遠慮なくお申し出ください訂正させていただきますご自分の作品に解説希望等の方付け加えさせていただきますのでコメントにてお申出下さいまた作品掲載中でも作られた方もコメントにてお願いします

今回も皆さんの秀作出揃いました

前向きコメントでお願いします次のお題作品が

楽しくできるので宜しくお願いしますm(_ _)m

今回は沢山の作品がありもしあれ?載ってないよ

という作品あればコメントにてお申し出下さい

また一人1ジャンル5作品迄で宜しくお願いします

例俳句5句短歌5句などでお願いします

※文字数制限の為作品に影響なく組換しました