先日5月11日、東京芸術劇場にて開催されました混声六連第56回定期演奏会が無事、大盛況に終わりましたことをご報告致します。当日は1060人ものお客様にご来場頂き、報告を受けた団員・役員一同感激しておりました。皆様が貴重な日曜日の午後を私達混声六連に下さいましたこと、心から感謝申し上げます。
さて…あの六連定演、いや、夢の一日と、それに至るまでを以下に振り返ってみようと思います。
皆様。この混声六連には、運営役員が約50人もいるということをご存じでしょうか?
パンフレットをお持ちの方はぜひ最後の見開きをご覧ください、役員名簿というものが御座います。
約50人いる役員の内訳は以下のようになっておりまして、
①事務局…色々な詳細の決定機関、12人(6団から上級生下級生1人ずつ。事務局の上級生は六役、下級生はサブマネという呼び方をします)
②代表委員会…事務局にて決まった詳細を各団に伝達する、事務局と団のパイプライン、12人(6団から上級生下級生1人ずつ)
③編集局…毎月各団に六連の情報紙を発行したり演奏会パンフを作成、13人(編集局長1人+各団2人)
④技術委員会…特に合同ステージに関して、技術的なことをはじめ自団と六連を繋ぐ技系、12人(各団2人)
6大学、約300人もの団員と共に1つの演奏会を作り上げる為に、まずこれだけの役員が要た/居たのだよ、ということを知って頂けたらと思います。
チームワークというものは大変です。何がどう大変って、どこかの担当が遅れをとれば全体が止まるし、限られた時間の中で正確に物事を進めていき、やはり最後には結果を出さなくてはならないのです。
きっと授業やスポーツでチームワークを味わう時は、おそらく1グループ5人~多くて15人ですよね、
それを50人でするのです。
50人役員でのチームワーク、しかも今回私達が作り上げるのは1つの演奏会。
役員の他には勿論、当日にその指示を仰いで動く、計200人以上の6大学の団員さんがいます。裏方さんがいます。お客様もいらっしゃいます。会場のスタッフさんとも事前に綿密に打ち合わせしなければなりませんね。
とにかく失敗するわけにはいかないのです。
50人でのチームワーク、理想はあれど現実はやはり違います。大変です。
あの人の返信がないと決められない、なんだか情報が間違って飛び交ってるらしい、まだ議題あるのにもう時間だ、ごめん会議あるの忘れてた…などなど。また、役員全員がこの六連の運営にだけ時間を費やしているならまだしも、実際はここに皆、おのおの、大学の授業や課題、団の練習や合宿、アルバイトといった時間も持つのです。
忙しくなるわけです。
特に事務局と代表委員は決定機関とその伝達を担う六連の心臓。間違いのないように数多くの物事を1つ1つこなし、当日関わる1500人(お客様1000人や団員300人、お手伝いさん、スタッフさん等々すべて含む)もの方々を引っ張ってゆくには、それに見合った時間・体力・努力など色々なものを求められました。
技術委員会は自団の曲も六連曲も整えなければなりません(一番体力が求められたのは彼らかもしれません)。編集は、あの膨大な情報量のパンフレットを担当し、お客様の手に届けるわけです。
全ての管轄でドラマがあります。なんという1大プロジェクトなのでしょうね。
実に色んなことがありました。
会計担当の辞職。とある役員の入院。夜中まで六役スカイプ。芸劇の下見で役員一同狼狽。指定席券。
当日には挟み込むビラを電車の網棚に置いてきてしまった、訂正2300枚を刷りに会場外にUSB持ってダッシュ、お客様のチケットが無い…などなど。書ききれません。
しかし、こうした全ての困難も、先生方をはじめ50人もの役員、いや、携わって下さったすべての方々の「力」があったからこそ乗り越えられたのだと、この文面を書きながら、ひしひしと感じております。いきなりありきたりな言葉になってしまい、お恥ずかしい限りですが…。
「協力して下さった皆様のお陰」、これ以外に良い言葉でどう伝えたらよいのかどうしても分からず、こう書かせて頂きます。
御協力くださった皆様のお陰で、無事、最高の1日にすることができました。
合同ステージ、個別ステージでお世話になった先生方をはじめ、
改めて皆様に、心から、何度も、御礼申し上げます。
どうぞ今後とも混声六連を宜しくお願い致します。
本当に。本当に。
有難う御座いました。
役員を代表して。