前置き長めですが結論から書くと、本記事は
ザロウのマルゴー10を購入した話をまとめてます🫰🏻
※マルゴーに関して、ポジティブな話題とネガティブな話題が含まれてます。
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ブランド様からのギフティング等を省くと、自分で購入したバッグの中で最も使用するのはアンテプリマです。
とても軽いわけではないけど、重たくはなく雨も気にしなくていい。気軽に持ち出せるバッグとして気に入っています。
毎日のコーディネートの中で超使えるアンテプリマたち。
他のバッグはもういいワァ。そんな風に考えてました。
マルゴー
当初は、ステマか？というくらい業界人がこぞって持っていたバッグ。PCぶちこんだり、丁寧に丁寧にというよりはデイリーに使われているバッグ。
マルゴーのブランド主張の少ないデザインがとても好みでした。
しかし、最初に出た15のサイズは、荷物の少ない自分にとっては3泊4日用の旅行カバンにできるレベルの大きさ。
レザーはサドルレザーで私には似合わない。
マルゴーは一生買うことないだろうな。そう思ってました。
いつだったか。
ネットの広告を見て気が付きました。10が出ている。
しかも柔らかい質感のレザーではないか。
かっちりした高価なバッグを購入するならHERMESと決めてました。
ケリー？バーキン？買えない買えない。
値上げ値上げ、食器シルクプレタ積算、買えない。
…マルゴー10出てるやないか。
そそくさとXZアプリに取り込み、妄想コーデを作りました。
自分のコーディネートのほぼ何にでも合いました。
これ、今あるもの活かせるやん。ブランドvsブランドでうるさいことにもなりにくい。
…マルゴー10欲しい。
ネックは重さでした。肩凝りがひどいワタシ。
500gを超えるバッグはアウト。どれだけ可愛くても手に取りたくなくなってしまいます。
何グラムや？公式サイト見に行きました。書いてない。調べました。書いてない。
YouTubeでマルゴー10のレビューを見たり。マルゴーの縫製や作りを評価する動画を見たり(超おもしろかった)！
実物を見るため、持ってみるためにお店に行きました。
もちろん、ない。
何度か公式サイトを見ていると、奇跡的にマルゴー10が再入荷したタイミングがありました。
表記されてる金額は税抜金額。さらに関税までかかるのかと思うと、実物を見てもないのに購入はできない。
さらにお店に通いました。入荷待ちできない。入荷連絡できない。取り置きできない。通うしか手段がない。
関東でポップアップ等があると、じゃんじゃん入荷するようですがその予定もなく(*_*)
のんびりしていると値上げするのでないか とそれも怖かったからです。
40回目くらいでしたか。マルゴー12のダークトープに出会いました。(自分には)大きい。欲しいのは黒。見送りました。
50回くらい通いました。気付きました。
これ正攻法じゃ無理じゃね？
つーか50万もするバッグ買うのに…
なんで実物に出会えず、何回も通わないといけないの？DOを各店頭に置いて受注販売にすれば良くね？
だんだんと意地になってきました😡
そもそもTHE ROWでは修理のサービスも特にないようで。
ほな、正規店で購入する意味もなくね？
もし修理必要になったらミスターミニットさんにお願いすればよくね？
どうせ購入するなら、百貨店の何かしらの優待を使いたいと考えました。
百貨店に問い合わせて、正規店以外でマルゴーを取り扱いしているブランド様を教えていただきました。
そちらに入荷連絡を依頼。すんなりいきました。
数ヶ月経過
連絡がないので諦めかけていました。
時計が欲しい〜と他に欲しいものも出てきました。
4ヶ月後、入荷連絡がありました。
取り置きできないとのこと。もういいんじゃない？と思いつつ、これ逃したらもう手に入らないなと悩みました。
結局、入荷日に朝から並んで購入しました。
※今後取り扱いがあるかは分からないので、こちらで具体的な店名は記載しません。
「マルゴー」とかでインスタのタグ検索すると、思わぬブランドさんが載せてるのでそれで分かると思います。
購入するときに店員さんが
「マルゴーは今後生産数が減るんで今回ラッキーでしたよ！」とか「こんな高価なものを自分は買ったことがないのでドキドキするお気持ちが分かります！」とか仰ってくださいました。
寄り添っていただけてほんとに感謝。
百貨店の優待が使えた上に、そのお店のグループのポイントまで付与😄
修理については、メーカーの修理はないけど、相談乗るから持ってきてくださいと言われ至れり尽くせり😁
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重さは500gでした。
購入検討中に新進工房さんのYouTubeを拝見したのですが、そちらで言われていたような"銀ペン"の跡はありませんでした。
縫い目にガタガタはありませんが、糸がコバの処理剤のようなもので固められていてびっくり🫢
新進工房さんが仰っていた「デザイナー発信のブランドか、職人発信のブランドか」というのがとてもよく分かります。
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分かりやすい例で言うと、セリーヌのラゲージナノ33万円(
2020年当時)より糸の処理や、コバの処理諸々が劣ってるように見えます。ラゲージナノに糸の処理の雑さ等を感じたことは一切ありません。18万円くらいのヴァレンティノのロックスタッズバッグでさえも。
ハイブランドのバッグにおいては、美しいステッチ以外に"糸"の存在を感じることがなかったので、少々驚きました。
ラゲージナノも今は39万円ですか。
全てが値上げしているのでなんともですが、新進工房さんの仰る通り30万円台相当のバッグだと思いました。
HERMESと比較されるような価格帯になりつつありますが、HERMESの芸術品のような様には到底敵いません。
しかし逆にいうと、削ぎ落としたシンプルでここまで素敵なデザインもなかなかないと思います。
コスパは良いとは言えず、他人様にオススメできるかと言われると「新進工房さんのYouTube見て決めな！」と言いますが、合わせやすさとデザイン面で私は気に入ってます。
ただ、メーカーよ。修理はせぇ！
この価格帯で売るのに、メーカーの正規修理サービスがないのはなぜ？
破損したら修理せずにほかすような消耗品の認識なのか？怖
2024年。
バッグも20-30万では、手が届かなくなってきました。
マルゴーがその価値よりも高く設定されているというより、円の価値が落ちた印象を受けます。
自分の給与がとんでもなく上がらない限り、自分の中の物価のスタンダードは2020-2021年くらいで止まってます。
2020-2021年の基準で物の価値をはかってしまいます。
自分の認識が追いつけないレベルで急激に物価高が進んだということですが。基準を更新しないと。
大切に。たくさん使おう。相棒にしようと思います。
汚さないように。でも汚すことを恐れず使えるように。
インナーバッグを購入しました▼
1枚目に載せた写真で、ハンドルに着けているのはフェイラーのものです。2021年に購入し、ブログやInstagramで布教しまくりました。あれからずっと使ってます。長持ち。
あんまりポジティブなこと書けなかったけど、とにかく買えてよかったし気に入ってます🫶🏻