退院後2回目の受診の今日は
術後の抗がん剤治療が始まる日
おっちゃんは、朝から先生に質問する事を考えていた。そんなおっちゃんに
娘から「腹膜播種に、今回の抗がん剤が効くのか聞いたら?」と言われ
何故か?初めて聞いたみたいに落ち込んでるおっちゃん
前回の診察の時に腹膜播種が有ったと聞いたはずなのに忘れたのかな?聞いてなかったのかな?
私と娘はその段階を超えて今は前向きに考えているのでおっちゃんの反応に「今?」ってなった。
落ち込み気味のおっちゃんを娘と励ましながら病院へ
診察の順番が回って来て診察室に入ると
相変わらず無愛想な先生。
そして、話している時も面倒くさそうに人の話を遮る感じで返事する。
とは言え質問にはちゃんと答えてくれるのだが
答えてくれ過ぎて
私が、今後どのような経過をたどりますか?と質問したら
答えが…天国と地獄だった
良いことを言うと
このまま抗がん剤治療をして5年後まで何もなければ完治と言うことになります。悪い事を言うと
ガンが悪化して1年後には亡くなる方も居ます。まぁ、その間ですね
今回の場合、ガンがあまり良くない質の物なので心配ですね。だって
淡々と語ってからに
こんな話、おっちゃんは絶対良い方に考えへん!
もう少し患者と家族の気持ちに寄り添った話し方して欲しかったな
この後、落ち込んだおっちゃんの気持ちを持ち上げるの大変やった
もしかしてがん治療の医者のマニュアルには、あまり感情移入せず淡々と話しなさい!って書いてるのか?そう言う物なの?
でも、たとえ治療の結果が最悪になったとしても主治医が、標準治療を施した上で患者や家族の気持ちに寄り添って暖かな声掛けをして下さったなら。私達はやるだけの事をやれたと思える気がする。先生にも感謝すると思う。
反対に冷たい態度を取られていたら
ホンマにちゃんと治療してくれてたのかな?セカンドオピニオンするべきだったかな?と後悔満載になりそう
間違っているかも知れないけど
今はそんな気持ちなのです。
暗めの話なので気分転換に
桜を載せとこ