松尾版「キャバレー」。 | 中身はまだない。

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なんの変哲もない普通の日々を送るただの人の話。

 
松尾スズキ版・ミュージカル「キャバレー」を観てきました。
 
↑新しくなったフェスティバルホール。ゴージャス。
 
↑長澤さんのポスターは、行列すぎて撮れませんでした。
 
 
ミュージカルはそんなに観ないですが、
松尾スズキがやるなら観ないわけにはいかない!
 
というわけで、2007年の初演に続き、今回も行ってきました。
 
 
 
はりきって観てみた感想を正直に申し上げますと…
 
 
ミュージカルにしては、物足りなかった!
 
 
前回は「小劇場系の役者で演るミュージカル」という感じやったから
それなりにまとまって「松尾版」っていう雰囲気になってたけど、
今回は歌と踊りが上手い本物のミュージカルの人が出ていたので、
そこまで上手いわけではない主演の歌と踊りが気になってしょうがなかった。
 
宝塚とか四季みたいに圧倒的な歌唱と舞踊で別世界に連れていってくれるのが
ミュージカルの醍醐味だとしたら、今回のはそうではなかったなあと思います。
 
同じ松尾ミュージカルでも「キレイ」はすんなり入ってくるけど、
「キャバレー」はなんか違和感がずっとあって、
最後までも観ても結局カタルシスが得られませんでした。
 
家に帰ってからyoutubeで映画版とかブロードウェー版観たけど、
なんかぜんぜん違うかったな…
 
 
松尾スズキ×キャバレーってめっちゃ魅力的な組み合わせやから、
すごいもん観れるはず…と思ってたけど、
ちょっと残念やったなって感じです。
 
 
良かったところは、長澤まさみのスタイル!
とびっきりに美しくて、舞台映えも抜群でした。
 
そして石丸幹二さんが歌も踊りも素晴らしくて、
元劇団四季ってハンパないな!!と思いました。
(石丸さんのロッキーホラーショーとか観てみたい。)
 
あと村杉さんは良かった!
妄信的にナチスを信じている、普通やけど怖い人感がめっちゃあった。
 
 
 
ど素人ですが、なけなしの12,500円(チケット)+1.500円(パンフ)を
支払ったので、自由に感想を言わせていただきました…
 
 
でもまた再演されたら、すごいもん観れるかも…と期待して、
きっとチケット取ってしまうと思います。