みなさん、こんにちわ。
雨です、ね、京都は。部屋が湿気で息苦しいです。
昨日の続き
~最終回~
将来、幸せになれると信じて挑んだことだが、
この「おおっ」で私は、速攻幸せを感じた。
これで十分だ、と思った。人って、恥ずかしくても、
人とあまり関わりを持ちたくない時があっても、やっぱり、
人が褒めてくれる
ことで癒されるものなのだ。と痛感したのだ。
かわいくなくてもいいから、
かわいげがなくても仕方ないから、
たまーに誰かにやさしくしてもらえれば十分だ、
だから私も人に、もっと優しくしよう、過去の自分の
価値観に執着すんのはやめよう、と帰り道考えていた。
ずいぶんすっきりといらないものを捨てたような
心持でお堂の裏手の方を進んでいくと、ほとんど誰もいない、
人けも鹿けもないひっそりとした広場に出くわした。
そこに一頭の鹿ちゃんが地面に、ほぼ生えてもいない
草をついばんでいた。その様子に
「彼は寂しいに違いないから、このあたくしが
付き合ってあげてもよくってよ」と私の鹿ちゃんレーダーが、
即座に反応した。さっきお堂の前で、いつ鹿ちゃんと
出会ってもいいように多めにお煎餅を買っておいたのが
ラッキーだったね。
その鹿チャンは言うなれば、孤高の鹿ちゃんだ
。
私が近寄っただけで引いている。でも何か様子を見ている風だった。
もしかしたら、この子にも逆レーダーがついていて
私の心を読んでいるのだね、とさえ思う。
お煎餅を出しているのに、他の鹿ちゃんのように
アグレッシブに向かってこない。やっぱりこの子、孤高の鹿ちゃん、
だから一頭だけ離れているんだわ、と愛おしくなってしまった。
レーダー同士の鹿ちゃん、こっちへ来て、
とまた近寄ってみると少し逃げた。
こんな私も、一応前半に学習している。今回は手の内
すべてを見せず、小出しにお煎餅を出すことにした。
でも、食べようとしないので、地面に置くと、
初めて彼はそれを食べた。ここで意思の疎通スタート。
だからまた「ずんっ」
と近寄った。
彼は、また逃げて少し離れたところに行った。
気づいたらそれを繰り返していて、ずいぶん追い掛け回す
格好になっているではないか。つか、私の孤高の鹿ちゃんは
私と同類なはずなのに、なぜ?
美しいものは美しいまま。疑問であるべきことは
疑問のまま残しておくべきなのだ
、そんなことだって、
あるさ、と結局逃げて行ったレーダー鹿ちゃんの後姿を眺めていた。
そういえば、さっき柱くぐりのくだりで、悟りを開いた仏の私は
もうどこにもいなくって、帰り道、夫に
「あのパフェ食べたい」「あのケーキ買って
」と、
出かけると行楽気分が盛り上がり、
やたらと何か買いたがるしょうもない大人になっていた。
まあまあ、どうしたものだろう、つか、幸せは
自分で決めればいいやbyみつお、
ということで二〇年ぶりの奈良のたびは、こんなもんで終わった
20年ぶりくらいに奈良へ行った
終わり。
雨です、ね、京都は。部屋が湿気で息苦しいです。
昨日の続き
~最終回~
将来、幸せになれると信じて挑んだことだが、
この「おおっ」で私は、速攻幸せを感じた。
これで十分だ、と思った。人って、恥ずかしくても、
人とあまり関わりを持ちたくない時があっても、やっぱり、
人が褒めてくれる
ことで癒されるものなのだ。と痛感したのだ。かわいくなくてもいいから、
かわいげがなくても仕方ないから、
たまーに誰かにやさしくしてもらえれば十分だ、
だから私も人に、もっと優しくしよう、過去の自分の
価値観に執着すんのはやめよう、と帰り道考えていた。
ずいぶんすっきりといらないものを捨てたような

心持でお堂の裏手の方を進んでいくと、ほとんど誰もいない、
人けも鹿けもないひっそりとした広場に出くわした。
そこに一頭の鹿ちゃんが地面に、ほぼ生えてもいない
草をついばんでいた。その様子に
「彼は寂しいに違いないから、このあたくしが
付き合ってあげてもよくってよ」と私の鹿ちゃんレーダーが、
即座に反応した。さっきお堂の前で、いつ鹿ちゃんと
出会ってもいいように多めにお煎餅を買っておいたのが
ラッキーだったね。
その鹿チャンは言うなれば、孤高の鹿ちゃんだ
。私が近寄っただけで引いている。でも何か様子を見ている風だった。
もしかしたら、この子にも逆レーダーがついていて
私の心を読んでいるのだね、とさえ思う。
お煎餅を出しているのに、他の鹿ちゃんのように
アグレッシブに向かってこない。やっぱりこの子、孤高の鹿ちゃん、
だから一頭だけ離れているんだわ、と愛おしくなってしまった。
レーダー同士の鹿ちゃん、こっちへ来て、
とまた近寄ってみると少し逃げた。
こんな私も、一応前半に学習している。今回は手の内
すべてを見せず、小出しにお煎餅を出すことにした。
でも、食べようとしないので、地面に置くと、
初めて彼はそれを食べた。ここで意思の疎通スタート。
だからまた「ずんっ」
と近寄った。彼は、また逃げて少し離れたところに行った。
気づいたらそれを繰り返していて、ずいぶん追い掛け回す
格好になっているではないか。つか、私の孤高の鹿ちゃんは
私と同類なはずなのに、なぜ?
美しいものは美しいまま。疑問であるべきことは
疑問のまま残しておくべきなのだ
、そんなことだって、あるさ、と結局逃げて行ったレーダー鹿ちゃんの後姿を眺めていた。
そういえば、さっき柱くぐりのくだりで、悟りを開いた仏の私は
もうどこにもいなくって、帰り道、夫に
「あのパフェ食べたい」「あのケーキ買って
」と、出かけると行楽気分が盛り上がり、
やたらと何か買いたがるしょうもない大人になっていた。
まあまあ、どうしたものだろう、つか、幸せは
自分で決めればいいやbyみつお、
ということで二〇年ぶりの奈良のたびは、こんなもんで終わった
20年ぶりくらいに奈良へ行った
終わり。