独検対策04 | Hidy der Grosseのブログ

独検対策04

「11月23日のドイツ語検定に向けて、1日に最低1記事は翻訳しよう」という企画の第4段。

私は怠け者で、しかも飽きっぽい性格なので、本当にやり通せるか、自信はない。ていうか、既に2日に1回更新ペースになってしまっている…。


今日のニュースに入るの前に、まずはお詫びと訂正。

左翼党の党大会についての記事で、「新綱領」とか「綱領改定」と書きましたが、まちがいです。

左翼党は、今回の党大会で結党(1997年)後初めて綱領を制定します。


さて、今日はユーロ危機対策の欧州首脳会談についてです。


http://de.nachrichten.yahoo.com/gipfeltreffen-eurokrise-br%C3%BCssel-064204697.html

 

ユーロ危機についての首脳会談は、合意への強い圧力を受けている

 

危機管理に関するドイツへの批判は引き続いている

 

AFP   Gerard Cerlas の署名記事

ドイツ時刻2011102312:25(日本時刻では同日19:25)の配信

 

合意への強い圧力を受けながら、ヨーロッパの国家元首や政府首脳は、数日間のうちに繰り返し、初のユーロ危機サミットに集まってくる。「本日および水曜日の我々の会合は、重要な一歩である。もしかしたら、ユーロ危機を克服するための、最重要な一歩かもしれない」と、欧州理事会議長のヘルマンファン ロンポウ Herman Van Rompoy。別表記:ロンポイ はブリュッセル Bruxelles(fr), Brussel(ndl) で語った。ルクセンブルク Lëtzebuerg レツェブアグ? のジャン‐クロード ユンケル Jean-Claude Juncker は、ドイツの危機管理を改めて批判した。

 

ファン ロンポウは、ヨーロッパの国家元首や政府首脳に「激しい仕事」を要求した。しかしながら彼はまた、今日と来水曜日とのサミットの後にもなお、ユーロ危機からの脱出路を見つけるためのさらなる歩みが必要である、ということについても、喚起を促した。連邦首相アンゲラメルケル Angela Merkel (キリスト教民主同盟)もまた、会合はユーロ危機から抜け出る第一歩にすぎない、と明言した。彼女はまた、俎上に上っているのは、根本的な準備が必要な複雑な問題であり、それゆえに、決定はようやく水曜日に下されるべきだ、とも述べた。

 

サミットは、差し当たって全27EU加盟国の参加で、次にユーロ諸国の参加で行われるが、その議題には次のようなことが挙がっている。債務危機の顛末として、ヨーロッパの諸銀行は資本注入によって保護してもらわなくてはいけなくなったわけだが、その銀行がどういう状況なのか。ギリシャのための債権一部放棄 低利への貸し換え。そして、金融テクニック上の「てこのトリック」を用いてユーロ救済基金(EFSF)の資金に実際の額以上の効果を持たせようという、賛否両論のある案である。

 

最後の、技術的にも政治的にも複雑な問題については、ヨーロッパの財務大臣たちが既に金曜日以来ブリュッセルで検討している。特に大きな障害となっているのは、EFSFにとっての「てこ」をどうするか、という問題である。ドイツ ‐ フランス間の不一致によって議論が長引いている。週末の話し合いの結果、実現可能なモデルは今や2つしか残っていない。しかしながら、連邦議会が前もって関与しておけるように、という意図からドイツが強いているために、決定はようやく水曜日に下されることになっている。

 

この遅滞によって、他のユーロ諸国からは既にここ数日不満の声が上がっている。「ベルリンの諸機関のテンポは、他国の首都におけるテンポに比べて遅い」と、日曜日の予告報道Vorabberichtによると、ルクセンブルクのユンケル首相は『シュピーゲル Spiegel』誌に語ったそうである。「連邦議会が前もって細部に及んで全てを決定できるものではない。というのも、最後に至るまで交渉が続けられることが、サミットではしばしばあるからだ」。

 

ベルギーのイヴ ルテルム 別表記:レテルメ。Yves Leterme 首相は、2回目のサミットを開かなければいけないという事態を「望ましいこと」ではないとした。「明日の朝に市場が開いたとき、我々は、ユーロ圏の信頼を危険にさらさないための十分な前進を遂げていなければならない。このことを看過してはいけない」と、彼は焦りを見せた。オーストリアのヴェルナー ファイマン Werner Faymann 連邦首相は、準備は「上手くいっている」けれども、「次のサミットで我々がそれも考慮に入れて計画を組み立てるのは、おそらくすぐさまやらなくてはいけないだろう」と語った。

 

金曜日以降、財政大臣たちの話し合いは、第1段の諸成果を生み出している。ギリシャは80億ユーロ 大雑把に言って1兆円 以上の援助を追加で受けられるということである。加えて、ユーロ諸国は第2段の援助プログラムの枠組みにおいてギリシャにさらに多くの送金をする構えである。しかしながら、諸銀行はギリシャに対して債務のおよそ半分を免除しなくてはいけない。複数の外交筋によると、この最後の点については、話し合いが最後までもつれたとのことである。こうした成り行きに対する金融諸機関の備えとして、金融機関はリスク対策の積立金を2012年半ばまでにおよそ1080億ユーロ 十数兆円 までに積み増さなくてはいけない、ということをEUの財政大臣たちが土曜日に決めた。

 

訳出は以上。