楽天は14日、屋外でQRコードを活用して、自社の通販や旅行の携帯サイトに誘導する取り組みを始めた。
ガーラ湯沢スキー場のリフト背面やレストランの壁面など約一万ヵ所にQRコードのついたポスターを掲載。
スキー客が携帯電話を読み取るとサイトにつながる。若者が集まる場所を広告媒体に使い、携帯サイトの認知度を高める狙いだ。
リフトの背面を使うというのは面白いなと感じた。
私はスノーボードが趣味なので、スキー場のリフトはもちろん利用している。
リフトが頂上に上がるまでは、時間は意外に長く、何もできず退屈だ。
そういった拘束されている状態で、すこしでも興味がもてそうなものがあれば、手を出してしまいたくなるのではないだろうか。
考えてみると、先週行ったスキー場のリフトの安全バーにあった広告は今でも思い出せる。
その広告は小さな文字も書かれていたが、視覚的に楽しみがないためか、全部読んでしまった記憶がある。
楽天は通販や旅行といった若者が興味を持ちそうな携帯サイトへの誘導だ。
美容院の待合室で雑誌を手にするのと同じように、リフトでの拘束された状態では時間を潰すため興味のある携帯サイトのQRコードに手を伸ばす人の確率も高いのではないだろうか。
この記事(ブログ)を書いて、「待ち時間」ならば人が広告を自ら進んで見る事に気がついた。
例えば、電車の中、思い出してみると自分自身で様々な広告に目を向けている事に気がつく。
他にも遊園地のアトラクションの待ち時間を利用したり、渋谷のハチ公前やモアイ像前などの「待ち合わせ場所」周辺に視界に入るよう工夫して広告を置いても面白いかもしれない。