米グーグルが運営する世界最大の動画共有サイトサービス、ユーチューブが日本で専用広告の営業活動を始めた。


売り出した広告商品は

①トップページ右上のテレビ画面上のスペースに流す動画広告

②サイト内に広告主が設ける「チャンネル」上で動画広告やバナー広告を展開する「ブランドチャンネル」

③検索結果の画面の右上などに流す広告

の三種類。



③は従来の広告手法と変わらないが、①は「youtube」ならではの特徴、そして②のような「チャンネル」を使う広告に注目した。


①についてだが、早速「youtube」を見ると、テレビ画面上のスペースに動画広告があった。


東芝の広告で、約三分間、何かの商品を説明しているというわけではなく、東芝のキャラクターが歌って、踊ってる(?)という動画であった。


これを見てると、クオリティ、エンターテイメント性が高い動画広告で、商品・サービスの販売につなげる一般的な目的ではなく、企業価値を高めるブランディングの役割を持った広告に思えた。


記事に書いてあるが、出稿された動画広告は一般投稿動画同様、サイト内検索の対象となる。


広告枠以外の場所でも広告をユーザーに見せる事ができる。


エンターテイメント性の高い広告を作ることで、ユーザー間で流行させることが可能であり、成功すれば大きな広告効果が得られる。


そのため、このような広告を作ったと考えられる。


エンターテイメント性を追求したので、直接的な販促効果を目的とできず、企業をユーザーに浸透させるブランディングを目的とした広告を作り上げた。


というよりは、「youtube」というメディアを使うので、ブランディングを目的とした広告を作ったという方が正解だろう。


何かしらの「面白さ」を求めてくるユーザーに合わせた広告だとも言い換えられ、「面白さ」を追求するという点で特徴的だと思った。




次に「チャンネル」を使った広告だが、ブランドチャンネルは、「youtube」内で企業のプロモーションができるといったものだが、それはひとまず置いといて、私は一般ユーザーのチャンネルに注目した。


一般のユーザーのチャンネルを見ると、そこには広告が一切張られていなかった。


インターネットでのホームページ、ブログのように、「youtube」でのチャンネルを使って、アフィリエイトができれば面白いのではないだろうか。




最後に、「youtube」の広告戦略は前々から注目していた。


動画を使って何か新しい広告の手法が生まれると思ったからだ。


私は投稿動画に広告を埋め込むといった手法を考えた事もあったが、どうやら実現されなかったようだ。


動画を見るユーザーに対して優しくないし、アップロードしたユーザーにも配慮しなくてはならないからだろう。


今回はあまり目新しいものではなかったが、「youtube」ができてまだ数年。まだまだ可能性はある。


これからも、注目していきたい。