京都大学の山中伸弥教授らは、神経や筋肉などの体の様々な細胞や組織に育つ新型の「万能細胞」を人の皮膚の細胞から作ることに世界で初めて成功した。


神経や筋肉、肝臓などの約十種類の細胞に成長させることができた。


今までは、胚性幹細胞(ES細胞)が代表的な万能細胞であり、これを採り出すためには、受精卵を壊さないといけなかった。


しかし、今回の新型(iPS細胞)は皮膚などの体細胞から作成する事が可能のようだ。


万能細胞を使った再生医療とは、例えば、肺に病気があっても、万能細胞で作成した肺を移植して治すといったもの。


これが普及すれば、今までのドナーからの移植とは違い、ドナーを待つ事や移植した際の適合性の心配もなくなる。


多くの人の命を助けるすばらしい研究だ。


医療の進歩に驚かされた記事である。


この技術は医療以外にも使われるかもしれない。


例えば、大掛かりなものではなくなり、広く普及されれば、病気や怪我の治療の他にも美容で活用できるかも知れない。


美容の事はよくわからないが、肌を移植して若返らせたりするなど、美容面で、特に女性をターゲットとした新たなビジネスが生まれる可能性もある。


そういった意味でも様々な可能性を秘めている研究だ。


「iSP細胞」は実用化にはまだまだ問題があるようだ。


自分が何か大きな病気を患ったときに、この技術が完成されている事を願う。