中年向け事業支援のシニアコミュニケーションは、高齢者向けの接客術を教える社員研修事業を始める。
用意したプログラムは「高齢者の実像理解」、「高齢者の目に映る自社イメージ」、「高齢者向け接客コミュニケーション手法」の三種類。
日本の高齢化は年々進んでおり、2010年には人口の25%弱が高齢者になるという予想だ。
高齢者への対応は急務であると同時に、これからも高齢者を対象にしたビジネスが増える事は間違いない。
話は戻って、対高齢者の接客教育のビジネスだが、先ほど挙げた3種のプログラムの中で私が注目しているのが、「高齢者向け接客コミュニケーション手法」だ。
他の二つのプログラム名から察するに、「高齢者の満足度を高める」プログラムのように思えた。
もちろん、「満足度を高める」のは最優先事項だ。
しかし、私が接客する立場でシニアコミュニケーションに教えてもらいたい事は、「高齢者を素早く捌く手法 」である。
言い方は多少悪く聞こえるが、とても重要な事だと私は思う。
高齢者の対応はやはり時間がかかる。
多少不自由があるためで、もちろんそれを責めるつもりはないのだが…。
この記事では、まず金融機関向けに窓口での応対の研修メニューの開発とある。
それならば、なおさら高齢者ひとりひとりの応対時間の短縮が必要ではないだろうか。
高齢者に時間をかければ、他の利用者へのサービスは確実に低下する。
時間の制約がある窓口業務ではそれが顕著に表れるだろう。
この理由から、「高齢者向け接客コミュニケーション手法」のプログラムに「高齢者を素早く捌く手法 」も備わっているかどうか、注目した。
もし、機会があるのならば、シニアコミュニケーションのプログラムに参加したいものだ。