インターネット検索最大手の米グーグルは携帯電話市場に本格参入する。世界のハイテク・通信企業三十三社と提携し、基本ソフト(OS)など携帯電話に必要なソフトをすべて無償提供する。



新聞でも書いてある通り、携帯のOSは現在、端末メーカーがマイクロソフトなどから購入したり、自社開発したりしている。


ここで、注目したいのがマイクロソフトだ。


11月5日の記事でパソコンにおいてインターネット経由でソフトを提供するサービスが広がっていると書かれていた。


このサービスはOSが「windows」でなくても構わないため、事業モデルが覆される可能性もある。


そして、携帯のOSがマイクロソフトからグーグルに変われば、マイクロソフトは大きな痛手だ。


OSの独占を背景にソフト分野でも高い収益を上げてきたマイクロソフトだが、パソコン、携帯分野、両方で圧力をかけられていることは間違いない。



話は変わるが、無償提供はgoogleにとってどのような利益をあげるのかがよくわからない。


新聞では「ネット利用者を増やし…」と書かれているが…。


OSが統一化されれば、ネットサービスの提供は容易になるが、それにより、利用者の目に見える増加が期待できるかは疑問だ。


もちろん、マイクロソフトなどのOSをつくる企業が統一化を阻止してくるはずだ。


googleによる戦略はどのようなものか、これからも注目していきたい。