“私の趣味は読書です。”と言う人が多くいるけれど、

果たして何人の人が読書の良さを自分の言葉で説明出来るだろうか?

好きに理由なんてないっていう言葉もあるくらいだから、訳を話す必要もないかもしれない

でも、理由が話せたら、それだけ会話も広がると思う

だから、ちょっと今夜は自分の“読書が好き” に“Why?”を問いかけてみた。


以前までは、人の言葉…よく見かけるありきたりな言葉で、なんで好きなのかを表してた。

その時は
自分でもなんで好きなのか?よくわからなかった。

ただ単に『本は自分が知らない世界へ連れ出してくれる』

と繰り返し説明してた。

この言葉は、小学校の時の国語の先生が読書を促すために言ってた言葉…

確かに、本は自分が知らない世界に連れて行ってくれる媒体だ。

物語なら、主人公の視点で考えて自分が冒険したり、恋愛したり、いろいろことを疑似体験できる。



でもそれだけが、私の好きな読書じゃない


言葉を教えてくれる…

先人の生活を覗き見れる…

思考様式を学べる…

それが読書だ。


以前、私が読書が好きなことを伝えてない留学生と話しているときに、こんな言葉を言われたことがある。

『あなたは本を読むのが好きでしょう?難しい言葉を話すし、その言い換えの言葉をたくさん持ってる。新しい言葉をたくさん教えてくれる。だけど、本を読まない人はボキャブラリーが少ないから、話すのが大変だし、漢字を聞いても読めない人が多い』

この言葉で、私は読者が好きな理由が一つ増えた。

本は知らず知らずのうちに言葉を教えてくれる。

対象年齢ごとに難しい言葉にはフリガナがついてるからだ。

本を読むことは、単語帳を熟読するよりも多くの言葉を教えてくれる




たまに昔の人の本を読んでいて、どうでもいいことが書いてあったりする。

この間読んだ本には、

『著者が見栄を張って、アフターヌーンティーを断ったら、すごいいい匂いのお菓子とお茶を友人が飲み始めて、思わずお腹が鳴ってしまった。見栄は張らない方がいい』


この先人たちのどうでもいい言葉が、あぁ、今も昔も人の営みは変わらないんだなぁと気づかせてくれて、

堅苦しい今の世の中で、息が吸えるようになれる




最後は、ときわ書房志津ステーションビル店のフェアが5月末に行った緊急フェア『死にたくなったら読んでみて』が教えてくれたメッセージを紹介したい

このフェアはSNSでの誹謗中傷に対して、『言葉の暴力に断固反対』というお店の信念から始まったものなんだけど、

言葉の暴力を乗り越える手段の一つとして、本がある

それに気づかせてくれたのが、『死にたくなったら読んでみて』のフェア

いろんな思考様式を学べて、その考え方は困難を乗り越える糧になる。

本はそれを教えてくれる。


だから、私は読書が好きなんだ。人とコミュニケーションを取るための言葉を教えてくれる。今も昔も人間は変わらないんだと気づかせてくれる。困難の乗り越える方法を教えてくれる。それが読書。いつも自分が知らない未知な世界へ連れてってくれる。本には無限大♾の力がある!だから好き💕