以前、ブログで紹介した『天然発酵の世界』という本の一節

砂糖にひもづけられた覚醒作用をもつ発酵嗜好品は、世界規模の植民地支配をも生み出しました」

という一節に、砂糖への興味がアップ

 

そこで手に取ったのが

『砂糖の歴史』エリザベス・アボット 樋口幸子訳

 

・・・ぶっ、分厚い滝汗

・・・ざざ~っと、斜め読みニヒヒ

 

・砂糖が生み出した奴隷制度。

・砂糖が、実は「庶民の麻薬」とも言うべき役割を果たしたこと。

 庶民は、産業革命の底辺で働き、産業革命のエンジンとなっていたこと。

・奴隷貿易廃止運動では「奴隷に作らせた西インド産の砂糖の代わりに、奴隷を使っていない東インド産の砂糖を買うべきだ」という主張が書かれていたこと。

・砂糖の商魂たくましさゆえの産物=バレンタインデー・クリスマス・イースター・母の日

砂糖は、資本主義の勝利をもたらし、特定の産物だけに依存する経済構造は、原住民の大量虐殺、有色人種の奴隷化、世界の植民地化、原始環境の破壊 した

これらの中にあった「デジャヴ?」
チーン
「奴隷を使っていない東インド産の砂糖を買おう!」は、「フェアトレード商品を買おう!」だし、
砂糖業界の商魂たくましさは、ますます、その勢いを増している。
それどころか、「自分へのご褒美♡」という新たなジャンルも生み出している笑い泣き
その魔の手は、WHOへと延びて、糖類の摂取カロリーを決める際にちゃちゃを入れ、10%で落ち着いたという。
※この本が書かれた頃は、10%だったが、2015年3月5%という新指針を発表(参照:日本経済新聞 2015/3/5

 

砂糖の世界は、奥深い真顔
いずれにしても・・・
健康のため、摂りすぎに注意しましょうウインク