DIAMOND ONINE 2016年12月7日 「要介護者への行き過ぎた自立支援は虐待と変わらない」から抜粋
http://diamond.jp/articles/-/110400
実は介護保険法よりはるか前 に作られた老人福祉法には、きちんとした「老人像」が描かれている。その第3条には「その知識と経験を活用して社会的活動に参加するように努めるものとする」「適当な仕事に従事する機会その他社会的活動に参加する機会を与えられるものとする」とある。「社会参加」を堂々と打ち出している。
金平糖の高齢者施設での裁縫ボランティアも、「裁縫の好きな高齢者と一緒にケアグッズを作ることで、高齢者の社会参加の一助となる」ことを目指して始まりました。
が、なかなか思うようにいかないのが現状です
理由は、いろいろ・・・
参加してくださっている利用者の方々が、楽しみながら作ることのできるケアグッズって何だろう。
高齢者施設のボランティアって、結局、施設側からみれば、利用者の方の時間つぶしの一つであればいいのだろうか。
人数が増えず、ボランティアされる方の負担が増えていないだろうか。
いろいろな思いが重なって、なんかしんどいな~と思ったこともありました
煮詰まって、思い切ってボランティアのみなさんの意見を聞いてみました。
みんなの意見を聞いて
ケアグッズを通して、高齢者の社会参加という当初の目的に立ち返ることに気づき
今日、この記事を読んで、よっしゃー!もうひと踏ん張りしてみるか、と思うことができました
高齢者施設での裁縫ボランティア、最近は、施設の職員さんも、ボランティアの場に来てくださることが増えました。
お忙しいのに本当に恐縮ではありますが、ボランティアをするうえでの「安心」につながります。
また、ボランティアと、そこに暮らす人々と、そこで働く人々との小さなつながりは、いわゆる「開かれた施設作り」の基礎の一つではないかとも思っています。
なにより、私たちの目指す「利用者の方々の社会参加」のためには、職員の方々の理解も必須・・・
難しいかもしれないけれど、難しいこと覚悟で来年度の課題です