2月21日 東京ステーションホテルのレストランで、NPO医療・福祉ネットワーク千葉のお食事会にお招きいただきました。

「ケアフード」は、NPO医療・福祉ネットワーク千葉の主要事業の一つです。
フレンチシェフと一緒に、いろいろなケアフードレシピを考え、自分たちでも試作を繰り返し、家庭でも作れるレシピを公開しています。

NPO医療・福祉ネットワークHPより抜粋
ケアフードを考案した石原雅弘シェフ(東京ステーションホテル総料理長)と、様々な調理方法を提案する山口賢シェフ(フレンチレストラン「シェ・ケン」総料理長)の指導を受けて、NPOスタッフが実際に調理したもの⇒ケアフード・レシピはこちら


お食事会は、コアスタッフ2名で参加しました(^◇^)
東京ステーションホテル2回のフレンチレストラン Blanc Rouge(ブラン ルージュ)

食事会の前に「すべてのメニューを、ケアフードにすることも可能です」と説明がありました。
こきまさんが「じゃあ、それでお願いします」と、すべてのメニューをケアフードにしました。

・・・画像は、後日up予定です((+_+))。しばらくお待ちください。

お食事は、旬を取り入れたフルコース。どれもとっても美味しくいただきました。
ケアフードのフルコースも、通常コースと全く同じ食材ではなかったですが、可能な限り同じ食材・同じメニューをペースト状にしたものでした。

中でも驚いたのが、パン。
私も、ちょこっとお味見ニコニコ
食パン!!
確かに…濃厚でクリーミーなパンでした。

この日のコース、私の一番のお気に入りは、デザートに出たアイスクリーム

緑色をしたアイスクリーム音譜

「抹茶にしては、色がちょっと違うような…」と思いながら一口
?????
爽やかな、なんだろう、野菜…、何の野菜かな…

聞いてみると「ほうれん草と春菊」でした。

野菜を頂いている…という確かな味わいとともに
「苦味を味わう春」チューリップ黄を思わせる一品でした(⋈◍>◡<◍)。✧♡

・・・と、シェフのフルコースを堪能し終えた頃、オレンジページの取材。
なんでも、ケアフードをオレンジページで取り上げるとのことでした。
編集長ご自身も介護経験があり、その時、おいしいケアフード作りには苦労されたとのことでした。

NPOの方や、この日ご一緒した、乳がんの患者会 アイビー千葉、そして、京葉喉友会からも、いろいろな意見がでました。

看取り経験があり、今まさに家族の病と向き合う金平糖スタッフこきまさんからも、いろいろな意見がでました。

そうしたお話を反すうしながら、ケアフードについて考えてみました。

たとえば、終末期を支えるケアフードを考えた時、それはその人の人生の集大成ともいえるのではないか。
最後の食となるかもしれない一食…思い出したのは、テレビで観た緩和ケアの食事風景
もしかしたら、最後になるかもしれない食事に選んだのは、奥様と一緒に旅行した時に食べたという鍋料理。お部屋も、ちょっと旅館風にしつらえて、食事が始まりました。結局、食べられたのは、何口かのお豆腐。でも、その表情は、とても穏やかでした。

奥様と一緒に旅行した時に食べたという大切な思い出とともに、奥様を大切に思っているという事も伝えたかったんだろうなと思うと、もしかしたら最後の食事になるかもしれないその食事は、その人の人生の集大成、と思えたのです。

でも、ケアフードというくくりには、もっと様々な場面があります。

高齢となり嚥下が困難になっても、美味しく食べて、心も体も元気になる食事
少しでも栄養をつけて、病と向き合う体力や気力や希望となる食事

昨日オレンジページさんが取材したかったのも、そうしたケアフードかな?
家族が作るケアフード、ということなのかな?
家族が、自分たちの食事を作りながら、ちょこっと工夫できるケアフード
それぞれの病にあわせたケアフード
その時々の嗜好や状態・病態にあわせたケアフード・・・抗がん剤治療などでは、様々なことが、日々目まぐるしくかわることもあり支えるご家族も頭を抱えていらっしゃるということはよく耳にします。

ケアフードって、ひとくくりにするのが難しいな~

そして…ケアフードを語り出すと、止まらない((+_+))
とりあえず、今日はこの辺で…