5月10日、NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジンの「ケアラーズカフェ」で開催された、ケアラーズカフェ立ち上げ講習会に参加しました。

ケアラーズカフェは、介護に関する情報ステーション
ここにくれば、いろいろな情報が得られる。
家族や大切な人を無償で介護するケアラーとのつながりができる。
お茶を飲みながら、ほっと一息つくことができる。
ぼんやりと過ごすこともできる。

そんな場所が、ケアラーズカフェなのです。

場所は、JR阿佐ヶ谷駅から徒歩2分
目の前にはクリニックがあり、ななめ横には、地域包括支援センターがあるという抜群の立地。

カウンター席も含めて15席という小さな空間ですが、この小さな空間こそがミソ!!なのです。

ミソ①ス小さいからこそ、タッフの目が行き届きやすい。ちょっと心配な様子の方に声がかけやすい、対応しやすい空間なのです。
ミソ②お隣のテーブルから聞こえてくる話に、ふと興味がわいた時、ちょっといいいですか・・・と移動しやすい空間なのです。

もちろん普通のカフェとしても機能しています。
来店される方で、ケアラーは3割くらいだそうです。

今、ケアラー(家族や大切な人を無償で介護している人)は、男女問わず、また、年代もさまざまとのこと。
お孫さんが祖父母をケアしていたりといった若年層のケアラーもいます。

ケアする人はケアすることに一生懸命で、自分がケアされてもよい存在と気づかぬことも多いといいます。
特に家族をケアしている方々は、まだまだ「やって当たり前」と本人も周囲も思っていることも多いとか。
そうして、やって当たり前のことを一生懸命しているうちに、心や体に不調をきたすことも多いとのことです。
このような現状から、ケアラーの問題=健康問題、ともいえるそうです。

そうです。人間、どんなことにおいても、体が資本グーなのです。

ケアラーへの調査でも、「自分に何かあった時安心して預けられる場所」へのニーズが高かったそうです。

これらのお話からは、自分に何かあったらどうなるんだろう叫び・・と心配しつつ、でも、大切な家族だから一生懸命介護する、そして、それはやって当たり前のことアップ、だから、一生懸命介護しなければあせる・・・でも、このままで自分の体は大丈夫だろうか汗・・自分に何かあったらどうなるんだろうガーン・・・
と、負のスパイラルダウンに陥っているケアラーの現状が見えてきます。
そして、その現状に気づいていないケアラーも多くいることが想像されます。

でも、地域にケアラーたちがちょこっとほっとできる場所があったなら、そしてその場が地域の人々にも開放されていて、介護の情報がいつでもだれにでも手軽に届けられたなら、どんなにかケアラーやケアラー予備軍の助けになることでしょう。

金平糖もいつか地域に、こんなカフェを持ちたいな・・と、妄想ふくらむ講習会でした。

ケアラーズカフェとまではいかないけれど、介護者の居場所作りを少しずつしていきたいと思っています。

クローバーケアする人のためのヨガと語りの会
in船橋 5月17日(土) 10時~11時半 勤労市民センター2階和室
in鎌取 7月12日(土) 14時~16時 鎌取コミュニティセンター又はおゆみ野公民館
参加費は、どちらも995円。持ち物 タオル。ミネラルウォーター

 
クローバーケアともトーク~介護者の居場所
介護者がふらりと立ち寄って、おしゃべりしたり、お茶をのんでちょこっとほっこり・・・できる場です。

6月29日(日)10時~11時半
参加費 300円
心理カウンセラーと一緒に「介護の心の流し方」に考えます。

苦しいばかりが介護じゃないけれど、時には苦しいことや悲しいこともあります。
介護体験者だからこそ分かり合えることもあります。
介護されている方、また、介護を終えた方もどうぞご参加ください。

10時から開催していますが、10時~11時半のいつ来ても、また、途中で帰られても大丈夫です。ご自分のご都合に合わせてご参加ください。