今日は、私がなぜ、タオル帽子活動をしようと思ったかについて、お話します。

まずは、岩手ホスピスの会のタオル帽子との出会いから。
それは、私が乳がんと告知される一年ほど前のことでした。
ある新聞記事で、タオル帽子のことを知ったのです。

その時は、自分ががんと診断されていたわけでもないのに
なんとなく気になって、型紙を取り寄せました。

そして、乳がんと診断された後、ネットで再びタオル帽子と出会ったのです。

それは、帽子の講習会が東京で開催されるという情報でした。

さっそく申し込んで、講習会へ行きました走る人

そこで、実際にタオル帽子を作って思ったのは
タオル帽子を作ること自体が、とても楽しいということアップ

そして、久しく忘れていた手仕事の良さやぬくもりを思い出させてくれました。


講習会終了後、岩手ホスピスの会の方とお話している時に聞いた言葉が
「地域の患者は地域で支える」だったのです。

また、タオル帽子を作った高齢者の方が、「自分も世間のお役にたつことができた」と喜んでいるということも聞きました。
高齢で、あちらこちらにボランティアに出かけるということはできなくても
自宅でできるボランティアとして、高齢者の方の社会参加のツールともなっているのです。

そしてもう一つ、タオル帽子活動の大切な視点があると思います。

それは、タオル帽子を作ることで、がんという病により関心を持ち、他人事ではなく、自分の事として考えるきっかけになるのではないかということです。

タオル帽子を通して、患者と市民、病院と市民がつながることができればいいなと思っていますクローバー

・・・患者と市民がつながれば、何がいいのかは、次回へ続くニコニコ