孤独感が増して増して増して
どうしようもなくなって海に来た


足でもつけたらスッキリするかなぁ〜
と思いながら来たけど
引き潮で海が遠かったから引き返した


小学校の図書室に偉人の漫画シリーズがあって
卑弥呼が最期に沖に向かって歩くシーンがあったのをふと思い出した
諸説あるんだろうけど


どこまで浸かったら怖くなるんだろうか
どこまで浸かったら家族を思い出すんだろうか

そんなことを考えながら
頭の中で沖に向かって歩いてみる


これが現実になれば幸せだなぁ、と
弱気な自分に嫌気がさす


人生にご褒美がなくて頑張れない

頑張る理由が見つからない

泣いてばかりの人生で嫌になる

理解されなくて悲しい

諦めることでしか自分を守れないのが悔しい


命が終わる瞬間を想像して幸せになる、
数年前の自分と同じことをしていて嫌になる



とりあえず帰って寝るか