摂食障害を知ってほしい | maro's diary

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私の今までの人生で経験した事やこれからの事を記録として残してシェアをしたいと思います

 

摂食障害って

とっても身近な病気だと思っています

 

誰にでもなる可能性があって

悲しい事実

ここ数年で摂食障害の発症率は高くなっています

 

摂食障害は様々な症状があります

痩せている人だけが摂食障害でもない

元気そうにしていても摂食障害かもしれない

外見だけでは判断できない病気なんです

 

血が出ているわけでも

顔色が悪いわけでもなくて

心の問題が大きく関係しているので

目には見えない何かと戦っているんです

 

摂食障害のきっかけとして

多いのは「ダイエット」です

過剰なダイエットで摂食障害になる方もいますが

長年の容姿に対する認知の歪みも

摂食障害のきっかけになります

 

今の日本では評価の大きな基準の一つが

「容姿」になっています

SNSやテレビ雑誌に出ている人のほとんどが

痩せ型であることから

美意識=痩せ という考えも

一つの当たり前になっていると思います

 

ダイエットが常にブームになっていて

色々なダイエットに関する情報で溢れていて

無意識のうちに

ダイエット=当たり前

痩せること=努力

というような考え方になっている人も

少なくないと思います

 

 

 

 

考えかたの一つとして私が思う事は

人それぞれの努力の形があっていいのですが

普通体型がパッとしないとか

ふくよかな体型であることがだらしない

とされるのは違和感を覚えます

痩せているのも普通なのもふくよかなのも

どれも個性であるのならば

どれも美しくて

良し悪しもないのではないでしょうか

 

ですが先程も書いたように

見た目で判断したり価値を決めたり

努力しているしていない云々を

容姿で決められてしまいがちな今の日本では

「痩せよう 痩せていたい」

と思ってしまっても仕方がないと思うんです

 

正しい知識もないまま

体に鞭を打ちながら

心まで蝕まれていくダイエットに慣れていくと

気付いたら「痩せ」に執着していて

後戻りできない状況になっていたり

不自由さを感じながら

幸せと引き換えに痩せを手に入れようとしたり

体は悲鳴をあげているのに

聞こえないふりをしてしまったりします

 

それが摂食障害です

 

自覚が持てないのも摂食障害特有の症状だったりします

 

摂食障害って極端な人のことなんじゃないの?

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが

当たり前がいつしか容姿に執着していたりするんです

普通が普通じゃなくなっているんです

 

摂食障害で苦しむ方が少しでも減ってくれたら

容姿や痩せに執着せず苦しまず

みんなの個性が正しく評価されるような

世の中になってくれたらいいなと思います

 

だから当事者であった私が声をあげていく事

過去の経験をシェアして

みんなに知ってもらいたいと思い

こうして書いています

 

 

 

 

少し話は逸れますが

 

Twittertでも書いたのですが

マクドナルドの新しいCMご覧になりましたか?

「枝豆コーン」の宣伝です

 

小さな女の子がお母さんとマクドナルドを食べていて

ポテトではなく枝豆コーンを食べるのですが

お母さんがポテトを差し出して「ポテト食べる?」と

小さな女の子に尋ねます

 

すると小さな女の子が

「だってモデルさんは食べないでしょ」

と言います

 

正直耳を疑いました

こういったモデルさんは食べないというセリフ

健康意識ではなく体型意識を連想させます

 

マクドナルドさんは健康意識で宣伝されていると思いますが

あのセリフでは正直、そう伝わりません

 

何が1番驚いたかというと

小さな女の子が言っている事です

自然に出てきたワードだとしても

用意したセリフだとしても怖いです

 

そう思うとテレビの広告なのに

あの演出でいいと判断した大人がいるのだと

そんな世の中じゃ

摂食障害になる人が多くなってもおかしくないと思います

だからこそ当事者であった私が

声を上げていかなければならないと思いました

 

小さな子供にそのような意識を持たせるような事は

本当に危険だという危機感と

間違った知識を持ったまま母親になった時に

子供に正しい教育ができないのではないか?

という疑問も持ちました

負の連鎖にならないのかと不安にもなりました

 

 

こういった最近の広告を見て改めて思うのは

学校の授業で性教育についての学習の見直しが

話題になっていますが

食事のことや容姿についての学習も

見直すべきなのではと私は思っています

 

若い歳から沢山の情報を簡単に見る事ができる

今のSNS時代という環境で

歪んだ認識が定着しやすいのに

テレビの広告までもが

歪んだ認識を与えるようなものでは

どこでその歪みに気付く事ができるのか

 

生理が止まってしまったり

頭の中で痩せていることが美化されてからでは

遅いと思います

 

 

 

 

摂食障害で苦しんでいる人は沢山います

自覚がない人も沢山います

だからこそ

まずは近くにいる家族や友人から

食事に関することや

容姿に対する偏見などに

勇気を持って意見を伝えたりすることから

はじめて欲しいと思います

 

これ以上容姿について悩んだり

自信が持てずに自分らしく生きられない人が

増えないように

私もできることからやっていこうと思います

 

 

少しでも多くの人に

摂食障害という病気を知ってもらい

そこから今ある偏見や

当たり前を見つめ直して欲しいと思います