昨日、平成30年 11月8日(木) 8:00〜9:20で、超党派「児童虐待から子どもを守る議員の会」及び自民党「児童の養護と未来を考える議員連盟」合同勉強会(会長は塩崎恭久議員)が、参議院議員会館で行われて、一般人にも傍聴の声がかかったので出掛けてみました足あと

場所は永田町からすぐの新しい建物の参議院議員会館でしたが、初めてだったので案内がなければ会議室がわからないところでした。そして、到着した途端会議が始まりましたびっくり。「議員の方って毎日のように早朝から会議があるのかなはてなマーク」と、議員生活の一部を垣間見たようでした。傍聴人も入れて100名弱くらいの方が参加していたように思いますニコ。(議員でわかった方は細野 豪志議員、自見 英子議員、牧島かれん議員かな、もっと居ましたが・・・。他にオブザーバーとして施設関係者、またフローレンスの駒崎さんもにひひ

 

今回のテーマは
1.目黒女児虐待死事件を受けて、厚労省「社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会」が取りまとめた「検証報告書」について委員長の関西大学教授の山縣文治氏が報告

2.山梨県立大学の西澤哲氏が報告への解説
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報告の詳細は中身が濃いので、全てを表わせませんが、驚いたのは行政の体質。こうした報告って「当該自治体への配慮」ということが恒例で、5割(半分くらい)しか表に出せないし、出てこないんだってビックリマークショック!。(何なのそれってむっ!)なので、山縣氏のお話は奥歯にものがはさっまったことしか言えなかったようです。でも、最近奥歯(親不知)を抜いてしまった西澤氏は、役職も解かれてたそうで、言いたいこと・伝えたいことを率直に話してくださいましたにひひビックリマークつまり、報告より解説がメインとなった勉強会でしたニコニコ。でも山縣氏も貴重な感想を述べていたのでお伝えします。

 

関西大学教授の山縣文治氏の個人的意見

児相間の連携について、制度があっても「解っているとは限らない」「伝わっているとは限らない」「実施されているとは限らない」「適切に使われているとは限らない」でした。

 

山梨県立大学の西澤哲氏の発言の中で印象に残ったこと

「プロだったら感じるべきことを児相職員はキャッチできていない」

「使えないリスクアセスメントシートを使っている」

「(結愛ちゃんへの)顔への暴力は親の衝動性を物語っている」

「幼児は親から離れようという発想がないものだが、結愛ちゃんは『帰りたくない』と言ったにも関わらず、児相は親との関係改善を優先して家に帰した」

 

西澤氏は、様々な虐待死事件の臨床をしてきたプロ中のプロと言える方で、他にも指摘が詳細にわたってありましたが、要するに『児童相談所の改革が喫緊課題であり、解体して作り直さないとこうした幼児の死亡事件は無くならない』のだと思えました。私にとってはこれまで感じてきて来たことでありますが、西澤さんのお話を聞いてさらに確認できましたかお

 

あと質疑の中で、小児科医でもある自見 英子議員が「これまで児童福祉法が改革されてこなかったのは国会議員の責任だ。頑張って国会に提出していきましょう」と言ってくれたのはとても有難かったぐすんです!

 

土曜日は大久保真紀さんの「ルポ児童相談所」の講演を聞きに行きたいと思っています。