家でのBBQの次の日、里子のT君と横浜散策に出掛けてきましたが、その帰り道、「今何がやりたいの?」と聞くと「サッカー」との返事。その後に、「サッカークラブに友達から誘われて、ぼくも行きたいけど、施設で時間的なことで、できないことを承諾させられている」ことを聞き胸が痛みました。自宅に帰って家族にもその話をすると、高校生の娘も「それはおかしい」と言ってくれました。

施設の事情(立地、職員の配置、彼の能力?)もあるかもしれませんが、施設の限界を感じずにはいられません。施設に帰すときに担当職員(とてもいい人だと思う)さんに聞いてみました。そしたら「本人の想いと実力のギャップがあるし、いざとなると腰が引けてしまう」という返事でした。

親ならそこをもう一押ししてやれるのになぁ~。環境を与えたら伸びれるかもしれないし、失敗したって得るものがある。それが出来ないのが多くの施設養護の子どもたちの実体なのだろうと思いました (始めから養子縁組里親と縁があれば良かったとも)

ゴールデンエイジという10~15歳にゲームや退屈な時間を過ごさねばならないことは、日本の将来にとっても大きな損失であることを心ある大人に気づいてほしい。この時間を将来につながる何かにつなげたら、措置(18歳まで)後の仕事に大きなプラスだと思います。

里親の仲間がヒューマンライツォッチ(HRW)の報告書を紹介してくれました。
是非読んでみてください。(今回の件についての関連はP30です)