4万テラベクレル!! | 赤い光が灯るまで in 奄美大島

4万テラベクレル!!

セシウム4万テラベクレル大気へ
第1原発から、気象研試算(共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022901001740.html



結局、チェルノブイリの約1/3にも登る放射線をまき散らしていたのですね。

レベル7に格上げされた時、
『とんでもない話ですよ。チェルノブイリなんかとは全くケタが違いますよ。』
とテレビで話していた御用学者を思い出しました。

人口密度まで考慮すれば、人体への影響はチェルノブイリを超えると
考えるのが妥当ではないでしょうか。
小児甲状腺癌の発症を世界水準の100倍まで引き上げた
チェルノブイリを超えるわけです。

甲状腺癌以外は、白血病しか追跡の研究がされなかっただけなのに、
その他の癌は発症しないと発言していた御用学者もいました。

それは無いでしょう。
この事故で、その他の癌を発症する人が出るでしょう。

甲状腺癌のピークは5~10年後のようですが、放射線により発症した癌と、
自然発症した癌の区別はできないので、福島近隣で癌の発症率が有意に上がっても、責任を負うべき人達は逃げようとすることが予想されます。
実際、各個人単位では因果関係を立証できないので法的には逃げ切れるのではないでしょうか。

数年後の新聞には、被害者団体の国と東電を相手取った訴訟が掲載されるでしょう。

自分の子供が甲状腺癌を患い、手術台に乗せられてメスが入る時、
それでも原発が存続するべきだと願う親はいるのでしょうか??
電気料金値上げや産業の低迷より、自分の子供が癌になった方が良い
と思える親はどれだけいるでしょうか。

自分の子供がそうなったら嫌だと思うならば、脱原発を支持すべきです。
脱原発すべきなのに、原発の耐用年数40年に特例追加20年を認めた人達に、
『いったい誰の味方なのか?』と聞きたいです。

細野大臣は、あくまでも原則は40年だと強調しましたが、
10年経てばこの大臣の言葉は誰もが忘れ、
追加20年を認める法律だけが残ります。
何十年もの間、国民がしっかり見張り続けなければこの特例は連発されるでしょう。

開発経費113億円、年間経費7億円の税金を投入しているSPEEDIの
放射線拡散予測を国民に発表しなかった政府に聞きたいです。
『国民から税金を搾り取り、誰のために政治をしているのか?』

(あるベクトルで)手厚すぎる程の日本の社会保障は農耕民族の絆の表れでしょう。
社会保障にも種々の問題があると思いますが、その絆が日本人の良さではないでしょうか。

一部の権力者達の利権にまみれた利己主義はもう沢山です。
過ちは過ちと認め、次のステップに踏み込んで欲しいです。