このビーチでどんな事件が起きたのか? | 赤い光が灯るまで in 奄美大島

このビーチでどんな事件が起きたのか?

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さて、この2枚の写真を見て皆さんは何を感じますか?
ビーチを覆い尽くすほどの大量のゴミが散乱しています。
そして、この光景でさえ、大勢の人々が1時間以上かけて
ゴミをかたづけた後だとしたら、

“このビーチで一体何が起きたのか?”

そう感じる程ではないでしょうか。

答えは“何も起きていない”です。

東シナ海に面したビーチでは、冬場になると皆この状況に
なるのではないでしょうか。
ビーチ一面を覆う程のゴミが北風に運ばれて打ち上げられます。

写真は、19日に私が参加した朝仁海岸のビーチクリーンの光景です。
毎月一回地元の町民によりビーチを清掃します。
先月は雨で中止になったそうですが、だとしても2ヶ月分のゴミ
ということになります。


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3枚目の写真から分かるように、流れ着いたペットボトルは9割外国の物です。
中国製が多いでしょうか?
日本ではまず海に捨てられることはない注射器や薬品などの医療廃棄物までも多量に流れ着きます。

頭の中では、私の尊敬しているライフセーバーがfacebookで紹介していた風刺画が浮かびました。


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ミクロに考えれば、“けしからん外国め!!”となりますが、
マクロに考えれば夏場に南風が吹けば日本のゴミが大量に外国へ流れ着いているはずです。ましてや放射能という目に見えない汚染を考えれば、この1年で最も地球を汚した国は日本かもしれません。

私が肌で感じたのは、“人類が確実に地球を汚している”ということです。
何でも作り出せる人類にとって、自然を汚すほど物に溢れた生活は真に豊かな生活と言えるでしょうか?

いろいろ考えさせられました。

何万年にも渡り汚染し続ける危険物質で発電するという発想は、
100 年後には“人類の失敗”として歴史の教科書に載ると信じています。

地球が46億年かけて育んだ美しい自然に癒されない人はいないでしょう。
誰だって自然を汚したくないはず。

果して自分にできることは何でしょうか?

職場の売店でお弁当を買う際、当たり前のように割り箸付きで受け取っていたことが頭をよぎりました。

そんな趣味の悪いことはもう辞めよう。
自分の箸を職場に置いて、食後に洗うだけの話です。

my 買い物袋も検討しよう。
あのビニール袋は絶対に無駄だ。

他にも色々できることはあるはず・・・。