渡嘉敷島にて | 赤い光が灯るまで in 奄美大島

渡嘉敷島にて

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20日~22日、2泊3日で渡嘉敷島に渡りました。
那覇市から40km西に位置する慶良間諸島の1つです。

目的は、沖縄ライフセービング協会が主催するジュニア・ライフセービングの
キャンプに参加するためでした。

ジュニア・ライフセービングとは、子供が海で安全に遊ぶための技術を
楽しみながら学ぶ子供向けのライフセービングです。

水難事故の被害者は、5歳から14歳に非常に多く、
事故を無くすには子供のうちから安全な海の入り方を教えることが重要です。

奄美の子供達に海の安全な入り方を教えられるように、
自分の勉強としてこのキャンプに参加させていただきました。

キャンプ初日は、海沿いのキャンプ場にテントの設営から始まり、
早速海に入りました。


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1枚目の写真にあるように、海に入る前は必ず整列して海に対して礼をします。
まず第一に海に対する感謝や、畏敬の念を教えることに非常に感銘を受けました。

3歳から13歳までが参加するこのキャンプでは、
年齢別に3つのグループに分かれて海の安全な入り方を教えます。

各グループに共通することは、海を楽しみながら安全な遊泳を
学ぶことに重点が置かれており、子供達の楽しさを引き出す
素晴らしいレクチャーの数々に心打たれました。


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こちらは一番年少グループ。
足の付くところで海底のサンゴを拾い競争をさせます。
子供達はキャッキャッと楽しみながら、
いつの間にか水への顔つけを恐れなくなります。


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こちらは小学校中学年グループ。
浮き身のコツを習い、誰が一番浮いてられるかを競争してます。


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初日は水に慣れるところまで。
海での楽しい時間はあっと言う間に過ぎました。
バーベキューで腹ごしらえをして、美しい夕焼けを眺めた後は、
天体観察の時間となりました。

沖縄本島より専門の先生を呼び、大きな望遠鏡で土星を観察。
天の川の下で、初めて見る土星の輪っかに子供達は大興奮でした。

私的に非常に感動したのは、満点の星空の中に
フワフワと優しい緑の光が飛び交う光景でした。
すぐに蛍だと気付きました。

満天の星空も、蛍の光も、それぞれ見たことはあるですが、
同時に見るのは初めてだったので何とも幻想的な光景に見とれてしまいました。

程よい疲れを感じながらキャンプ初日は過ぎました。
9年続くこのキャンプは、非常に成熟し、完成された素晴らしいプログラムでした。
それを支えるのは海を熟知した沖縄ライフセービング協会会長をはじめ運営スタッフの方々。

完成されたプログラムと教育の上手さに9年の重みを感じました。