ライフセービングの“あいうえお” | 赤い光が灯るまで in 奄美大島

ライフセービングの“あいうえお”

気付けば写真を撮るゆとりもなく1日が過ぎました。(笑)

本日はライフセービング資格講習会2日目です。

朝一番のミッションは、2人鬼ごっこでした。
1人が逃げて、1人が追います。
捕まると鬼が10秒数えて再度追いかけます。

ウォーミングアップは楽しみながらさせてもらえるのかな?
と思ったのも束の間、インストラクターから集合のかけ声。

『昨日、ライフセービング“あいうえお”の“あ”を教えました。
 “諦めない”の“あ”です。今日は、“い”を教えます。
 “言い訳をしない”です。

 今の鬼ごっこで、相手がどんなに俊敏でも、
 逃げるのを一瞬でも諦めた人、
 追うのを一瞬でも諦めた人、反省して下さい。
 
 足を怪我しているから逃げられなかったとか、
 言い訳をした人も反省して下さい。
 常に、目の前にあることを一切の言い訳なしで
 必死にこなして下さい。』

一瞬にして楽しいウォーミングアップが決死の鬼ごっこになりました。

1度も相手を捕まえられなかったとは言えない雰囲気だったため、
もうすぐ33歳の自分は、鬼ごっこで眼を血走らせながら、
20歳の大学生にヘッドダイブ・ジャンピングタッチ!

朝のビーチを散歩していた子連れの家族は完全に引いてました。

フラフラになりながらウォーミングアップを終えると、
トレーニングメニューが言い渡されます。

①100m ビーチをダッシュ
②300m レスキューボードでパドル
③50m ビーチをダッシュ
④100m 泳ぐ

①~④を繰り返し続けて下さいとの指示。

ウォーミングアップで目の前のことを必死にこなすように言われたばかりなので、果して①~④を何クールすれば良いのか、何十分し続けるのか質問できず、ヨーイドンで全力の走り&パドル&スイムが始まりました。

結局、3クール終えたところで終了の合図が入りますが、
全力で450mのビーチダッシュ、900mのパドル、300mのスイムなので、
最後は鼻水とヨダレを拭う気力もなく燃え尽きました。

この後、ボードレスキュー訓練から再度全力のトレーニングを
行なっているのですが、ブログに書くのはここまでにします。

本日も痛感したのは、人命救助の訓練に妥協は無いということ。
諦めず、一切の言い訳をせず、目の前の溺者を必死で救う。
厳しいトレーニングを通して、その精神を教えられている気がします。