今日の外来でのショックな出来事により、一気に疲れとショックと悲しみが襲いかかり、お会計を済ませてから、スーパーに寄ることもできず、そのまま自宅へ帰って来ました。
夫のともきは当時シフト制で、21時頃に帰ってくるので、いつもはそれまでに夕飯準備やらいろいろを済ませている頃です。
今日は本当に力が出ず、何もできなくなり、何かあるもので済ませようと、夫が帰ってくるまでソファでぼーっとしていました。
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21時過ぎ、
夫が帰って来て私の力ない様子を見て、「どうしたの?!」と聞きました。
私は今日の不妊治療の外来での話をしました。
せっかく時間をかけて、痛い思いをして、頑張って採卵手術を終えたのに、何故か今回は受精すらしなかったと、、
「・・・あと… ともきの方の… その・・・
数値が・・・ 前より… その… 良くなかった… って…」
はっきり言うのは(というかはっきりじゃなくても)心苦しい気がしました。
こういう事は、、
男性の方がメンタル弱いって言うし…
落ち込ませてもいけないし…
プライド傷つけてもいけないし…
でも、
正直に告白します。
正直に言うと、私は少しほっとしたのです。
今まで私は 「その全ての責任」が私にあるに違いないと思っていました。
当たり前です。
どんなに医療が進化しようと、
どんなに私が頑張ろうと、
私たちは動物ですから、若い方が妊孕性が高いに決まっています。
結婚したのが私が36歳で、夫が26歳だから誰がどう見ても一目瞭然。
そもそも妊娠しない可能性の方が高くなってくる頃だから、私側に問題や不妊の原因があると考えることは明白です。
ただ私は全てのプレッシャーと不妊治療に通うこと、そして金銭的な負担がとても重荷でした。
当たり前のことのように、夫は1円たりとも出さないことに関しても、言えない不満がたまっていました。
今回、草野Dr.に「乏精子症」を指摘され、ほんの少し肩の荷が下りた気がしたのは事実です。
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夫が傷つくかもしれないけど、少し自覚を持ってくれて「ごめんね、一緒に頑張ろう」と少し私の負担を請け負ってくれるかな、労う気持ちが沸いてくれるかな?
性格悪いと思うけど、
今回のネガティブな事実によって夫にもこのプレッシャーとか大きな負担を感じさせてやれるのではないか、
いやむしろ「もっと危機感持って協力してよ!」と。
私は話ながら夫の顔色を伺いながら、そのように思っていました。