私は2ページ分のA4の書面を取り出しました。







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実は、向こうの弁護士より受任通知が届く前から、頭の中で言いたいことは考えていました。


実際に、受任通知が届いてから今日の面談日まで1週間、
私は仕事終わりにカフェや喫茶店にこもり、夜な夜な自分で回答書なるものを作っていたのです。

こもって… なんて言うと大袈裟だけど、頭の中で考案はできていたので、2~3日で集中して文書を作り上げました。





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私はその「回答書(案)」を弁護士たちに見せて言いました。 

「実は・・・ 自分で回答書を作ってみたんです…」

言ったものの、急に恥ずかしくなりました。



対弁護士への文書を素人の私が作っちゃって出過ぎた真似をしたかな… 
弁護士たちに自分が作った文章を読まれるの恥ずかしいな… 
向こうはそもそもプロなのに… 
私の文章、下手だと思われたらどうしよう… 





江戸川弁護士「ほお、そうでしたか!」

天海弁護士「拝見してもよろしいですか?」

新木弁護士はまた急いで3部のコピーを取りに行きました。