「・・・日記ですか?」
北社長は机の上に私が広げていた書類(夫からのLINEのプリントアウトや内容証明等)、そしてノートを見て訊ねました。
私「あ、はい… 汚い字でお恥ずかしいのですが…」
北社長「あ、いえ、すごく良いと思います。"直筆の日記" ほど効力があるものはないですからね」
私「・・・そうですね… あの日以来(5月23日)、青天の霹靂なことばかりで、違和感… というか異常さを感じていました。
何かおかしいと思って… 暫くしてからこのノートに夫に言われたこと、その日起きたことを全て書き出していました。
それからほぼ毎日、感じたことや起きたこと簡単なものですけど記録していますね、いちおう」
北社長「素晴らしいと思いますよ」
私「・・・はは」
北社長「そういえば昨年、当県で教員の過労死事件がありましたよね」
私「ええ… ありましたね…」
北社長「当県では初めて、教育委員会や国から慰謝料と損害賠償金が認められたのは、当人の "直筆の日記" があったからだそうです」
私「そうでしたか」
北社長「教員って名もない仕事が多すぎる上にタイムカードがないところもあるし、PCのログ記録が付く仕事だけでもないし…
そんな時、遺族が提供した本人の "直筆の日記" が動かぬ証拠となったそうです。
急性くも膜下出血は当時の過剰な労働時間が原因だと認められたと。
早朝から深夜にかけて、そして土日も… 過剰なまでの仕事量の…」
私「なるほど…そうでしたか、、やはり直筆のものは何より強いってことですね」
北社長「はい。何もこと細かく書かなくても良いのですが、最低でもその日の天気が書かれているとかなりの信憑性になるそうです」
私「へぇー! 「天気は重要」ですね! (メモメモ)」
・・・やはり本人の直筆のものに勝るものはない。
証拠集めももちろん大事だけど、
「その時何が起こって、自分はどう感じたか」
当人の手書きの記録はものすごく強いと思います。
(連続性がある方がbetter)
まさに「ペンは剣より強し」です。
私も毎日書けないこともありますが、
近年 "ジャーナリング" (書く瞑想) も流行っているように、自分の気持ちをアウトプットすることでストレスの軽減やリラックス効果もあるようには感じていました。
今回のことでますます日記の重要性を認識しました。
そして、天気!!
これは必ず書くべきだね!