2023年8月31日 (木) 晴れ


9時、

先日、道野先生に紹介してもらったHD弁護士の法律相談に出向きました。



道野先生が言っていた通り、30代半ばの若い弁護士で、自らの看板を掲げた「HD法律事務所」にはその他2名の若い男性弁護士と、2名の行政書士の方が所属しているようでした。


(後で、母親と話して気付きましたが、HDくんは弟の高校の同級生のようでしたw)




法律相談はLINEのチャットが整備されていて簡単に予約が取れましたし、使いやすくて今時だなぁという感じがしました。




事前にHPをチェックしました。

私は直感はあまりないんじゃないかと思っていますが、HD弁護士の顔を見た瞬間

「ちょっと苦手」

と自分の心がしゃべりました。





・・・・・

実際のHD弁護士は、HPの笑顔が奇妙に感じる程人間味がなさそうな男でした。



事前にLINEで相談内容を送ってあったので、私の方から内容を説明し、全て事前にプリントアウトしてあった夫とのLINEのやり取りのスクショを見せ、「今後どのようにしていくべきか」のアドバイスを仰ぎました。




HD弁護士は早口で、一方的によく話しました。


瞬きをせず、向かいにいる私と目を合わせることはなく、目の前のパソコンから目を逸らさずに声の大きさとトーンを変えることなく話し続けました。



・・・・自分の会社で似たような特性の人を思い出しました。薬学の博士号を持っている程、頭は良い人なんですが…








ただ、知識豊富で、素人にもかなり分かりやすく明確に話してくれたことはすごいなぁと感心しました。




HD弁護士に言われたことをまとめると、



「今回のように勝手に離婚を申し立てられたのであれば、"誠意を見せて対応して下さい" と主張すること。


法律では、離婚したい側の方が立場が弱いので、離婚してほしいのであれば、交換条件として、提示した慰謝料と返済金を支払ってもらう。


つまり "誠意をお金で見せるべき" と主張する。


あくまで "誠意を見せてくれるのであればこちらも対応いたします" という態度でいること」


とアドバイスをいただきました。





HD弁護士は「これであれば、調停までもなく、協議でも可能。そして(私側に)弁護士は必要ないですね。複雑な案件でもないし、自分でも対応可能です」と言いました。





また、調停は計6回あること(1ヶ月に1回程度)、4回以上は日当として1日2万円の費用を請求すること(だいたいの人は3回以内の調停で決着が着くから)、そして着手金は30万円で、慰謝料にて取得した金額の10%が成功報酬となることなど、一般的な弁護士費用についても教えてくれました。




そして、夫から矢継ぎ早で来るようなLINEは一切返信しなくて良いと。


それより、向こうの代理人弁護士からの受任通知、また調停の申し立てを待っていれば良い、とも言っていました。





おおよそ、道野先生と同じような見解です。




ですので、私側としては


「では、どうぞ。」


と待っていれば良いことが判りました。









・・・・35分を過ぎたところで、HD弁護士は「他に質問なければ、これで」と言って、席を立ち上がりました。




私「あ… すみません、ありがとうございました」


私がカバンから財布を取り出そうとすると、HD弁護士は「いえ、本日は結構です。私、道野先生にはいつも大変お世話になっておりますので、では」と私の顔も見ずに、そそくさとパソコンを抱え部屋を出ていきました。




クライアントの私が一人応接室に残されましたww



・・・しばらく唖然、、としたと同時に「ラッキー!」と思いました。




どうやらHD弁護士は、道野先生を慕っているようで、道野先生の紹介だったので無料になりました。


(1回5000円と言えど、何回も行っていると結構な額になるし、、ありがたいなー)










・・・・・・

「なかなか私の直感もバカにできないな」


帰り道、車を運転しながら考えていました。

やっぱり第一印象通り、私が苦手なタイプの男でした。


(コミュニケーションがいびつな人はやっぱり無理だわ・・・)







(ん…  いや、まてよ・・・)



ここで発想を変えてみました。





確かに人間的にはHDさんは苦手だけど、、、


はて、これが敵になったらなかなか厄介だなぁと思いました。



だってどんな相手であろうと顔色一つ変えずに、空気を読まずにw、淡々と話続けられるのはある意味才能ですから。



こういう人がパートナーとか友達だったらかなりめんどくさいですが、こういう人を敵に回すと・・・ 



重箱の隅をつつくような論破力と、何も恐れずに話続けられる能力、そして完璧に情報を調べあげられる知識の人間が法廷についてくれたら…





あーこわっ!!!(笑)





なしよりのありで!

いや、ありよりのあり、、だね!