「調停証書…? ですか」


「調停」については何となく知っていました。
地方裁判所や簡易裁判所で行う民事の調停で、裁判ではないものの、双方の意見を聞いて、調停委員により、解決を計っていくこと。


真理さん「うん、調停申し立ても申請書を書いたりして、数千円で済むから。収入印紙買ったり、戸籍謄本取りに行ったりちょっとめんどくさいけど… 
調停は半日~1日近くかかるから、会社は有給取ってさ」


「調停では、調停委員という人が2名いて、だいたい男女1人ずつで、夫婦それぞれの話を聞くの。
あ、もちろん調停中は相手とは別室だから顔を合わせることもないわ。
それぞれの主張を聞いたり、いくつか質問されるからそれに答えていく感じ。

調停委員は通常行政書士の方が担当されるの。

調停委員も人間だから、あまり感情的になりすぎたり、一方的に相手の悪口大会になっちゃうと印象悪いから気をつけてね!
ポイントは"いかに冷静に相手の悪の事実を言語化して伝えるか"」

「うちの元旦那は自分語りし過ぎて、聞かれていないことまでベラベラ偉そうに語るから調停委員が呆れてたらしいのw 
普通、どちらかの肩を持つことはしないらしいんだけど、「しゃべりすぎだ」と注意されたらしいw  うけるよねーー!

あとは、子供への養育費とか、親権や面会の頻度とかもそこで決めちゃうのよ。
その内容を全部明確にして、裁判所が発行するのが"調停証書"よ。公正証書より法的効力が強いの」





やっぱり実際に調停を経験した人に聞くとイメージがつきやすいし、とても参考になります。


真理さん「ま、これからいろいろ大変だと思うけど、この実ちゃんなら大丈夫よ!
話を聞く限り、その旦那さんアホそうだしね!
応援してるから!」