「どうして… どうしてこんなことを… うぅっ… ひどい…  ひどすぎる!!!」
涙が止まりませんでしたが、必死に言葉を発しました。


南本先生「前回もお伝えしましたが、今回の件、あなたは全く悪くない。
自分を責めないこと。
地震や自然災害に突然遭ってしまった感じです」


(そ、そんな…  自然災害だなんて言われてもこんな状況に陥れられて「そうなんだ!」と納得できるわけないよ!!!!)





南本先生は変わらず冷静に淡々と話します。

「この人たちは今頭がおかしい状態。絶対に同調してはなりません。"思うつぼ"になってはいけません!」

私「"思うつぼ"って…」

南本先生「思うつぼとは、あなたが苦しみ、自分を責め、相手のペースのまま売却、離婚に判を押すことです。
今年の1月末からどうも影響されている。
別居、売却、離婚… 全てを吹き込んだのはこの女です。

人のものだから欲しかった。
幸せそうだからうらやましかった。

まるでゲームと思っている。人の物を奪って盗ってやりたい。
そしてご主人はマインドコントロールされていて操り人形のよう」



私「さっきから、、もう信じられません!!!  何なの??!  そんな考えで??!  ひどすぎる!!!  そんな人間いるの?!!!!」




若干取り乱してしまった私にも先生は顔色を変えず冷静に話します。

南本先生「冷静に考えてみて下さい。
本当に幸せになることが望みなら、独身の人と付き合い関係を築けばいい、これは当たり前の話。

どうしてこの女があなたのご主人に近づいたと思いますか?
なぜなら人の物だから。

申し訳ないですが、ご主人が仮に独身であったら… この人に手を出していたか… 
なかったと思います。

人の物を盗るためにゲームをしていた。
毎日あなたのことを聞き出し、それはおかしい、あれはおかしいと悪者に仕立てあげてご主人の思考を自分の思い通りにさせた」



私「ちょ、ちょっと待ってください。
タナカは2月からB県に異動になっています。県外ですよ?
これまで夫が休みの日はいつも一緒にいたし、隠れて出掛けている様子は一つもありませんでした。1月後半からマインドコントロールって…
どうやって…??

・・・まさか、、たかがLINEで…??!」


南本先生「そうだと思います。
たかがLINEですが、いわゆる浸潤です」


私「浸潤…?」


南本先生「はい。毎日毎日同じ事を言い続け、思考の中に刷り込んでいった。ゆっくりと。
ご主人は最初は小さな異物だったはずです。
それが毎日同じ事を言い続けられ、だんだんと「そうなのかな?」「そうなのか」「絶対にそうだ」「タナカさんが正しい!」という風に。
目を背けられないほど大きな違和感を作られてしまった。
思考を塗り替えられてしまった。
前回もお伝えしましたが、この女は本気ではありません。もし本気でご主人と再婚したいのであれば他に方法があったはず。
ゲームをして自分の物になればもう要らない。前回もお伝えしましたが、ご主人は暫くして捨てられます」




(!!!!! 何て女なの!!?  嘘でしょ??!!!  信じられない!!!!)




私「あの… で、でも、共通の友人が… 職場の子が…  真面目でいい後輩だと…」


南本先生「いや、この人の本性は酷いものですよ。職場で見せる顔は必ずしも本性ではないですし。
あと、若いからとかそういうレベルじゃない。
本当に根本的な性悪です。

信じられないと思いますが、私もこの仕事をしていると、たまにみる人種です。

はっきり言って、こういうことをする人は常に自分に自信がなくて幸せを感じられない。
可哀想な人間です」
 


私「こ、この女って、もしかして…」



南本先生「はい、そうです。
あなたが思っているような真面目でいい子ではありません」