小月さん「この実ちゃん、ところでそのタナカのインスタどんなんだったの?」

私「向こうは鍵アカウントだったんで内容はよく分からないんですけど、、、 アイコンはこんなんです」


私は小月さんにアイコンを見せました。


小月さん「これ…  何の写真? 山の写真??  
登山でも行ったか?  このピースしている
3等身の女がタナカってことね」

私「はい、そうでしょうね。遠目で顔が分からないですけど…
去年、夫が2人きりでタナカと長野まで登山に行った件で、少し喧嘩したことがありました。
その時に、、  その時の登山でうちの夫にでも撮ってもらった夏山登山の写真でしょうね…」







河北さん「ちょ、ちょっと待って!!
タナカ、宣戦布告してんじゃん、それ!!」


私「どういうことですか?」


河北さん「この実ちゃんにアピールしてんのよ、これ!!!  絶対そう!!   
きもいわーー」


私「私が宣戦布告されてた?」


河北さん「うん、だって、その、南本先生が言うには、この実ちゃんのインスタ、ずっと見てたんでしょ?!  
ストーリーも見てたと思うけど、ストーリーってさ、閲覧付くから誰が見たかわかるじゃん。  そこから自分の存在をアピールしてたんだと思うよ。すごくしたたかにね。
じゃないとどうしてこの写真を使うと思う?!アイコンに、だよ?!
ご主人が撮った写真をあえて使うなんてどんな神経よ」



理系で、いつも的確で端的に分析する河北さんに言われると、確かにそうなんじゃないか… と思えてきました。

(ストーリーの閲覧は、誰が見てるかなんて今まで気にしていなかった・・・)





小月さん「そもそもさ、去年(2022年)の夏、どうして2人きりで出掛けたわけ?  この実ちゃん、止めなかったの?!」

私「はい…  元々、職場の4人で長野まで登山に行く予定だったけど、他の2人が家族の都合で急遽行けなくなったと。 夫の職場はシフト業だし、次回に再調整するの難しいから、せっかくだから2人でも行きましょうとタナカさんに言われたと。

もちろん、私も嫌でした。
でもあれやこれや妻がうるさく口出ししすぎるのも、、、うるさい嫁だとともきに嫌われるかな… と思って。なので、少し揉めたけど、最終的には「いいよ」ってことで送り出しました、何より彼を信じてたし」


小月さん「私だったらありえないなー!そんな非常識なことされたら、旦那のこと許せない。 この実ちゃん、優しすぎ!! 

・・・逆よ。
付き合ってるならともかく、家族なんだから、妻なんだから、管理していい立場だと思うよ」



私「そう、なんですね、、、
私が、去年、、あの時、、
もしもあの時止めてたら、、、
今こんなことにならなかったのかも… (涙)」


小月さん「まぁ、今は後悔しても仕方ない!
それより誘われたからと言って2人で行くことを選んだご主人が一番悪いから!」








暫く考えてた様子の河北さんが話し始めました。

「少なくとも去年からタナカの略奪劇は始まってたかもしれない、ってこと。
この実ちゃんが気づいてなかったにしろ。
この実ちゃんはタナカに観察されていた。

そもそも、人間は顔も知らない人に対して嫉妬や感情を持つことはできない。

この女、相当やばいと思うよ。ぞっとするような気持ち悪ささえ感じる」