「あ、はい、どうぞ!」
と、その若い男性は笑顔で快く答えてくれました。

見るからに真面目そうで優しそうで、メガネをかけて、雰囲気が良い男性でした。
身長が高く、スラッとしていて爽やかな印象を受けました。
(1人で来ているし、落ち着いているからアラサーぐらいなのかなぁ、(当時)私の2~3歳下かなぁ)


その間、私は白崎さんと久々に会った挨拶や世間話を交わしながら席に座りました。

白崎さんは50代後半。
私の父親よりは少し若いぐらいで、仕事の合間に趣味の農業や家庭菜園、夏はヨットに冬はスキー。
非常にアクティブなおじさんで、年齢構わず誰とでもフレンドリーに仲良くなれるタイプです(そして飲みに行くのが大好き)。



白崎さんは、私へと同じようにフレンドリーに隣の若い男性にも声をかけます。
「よ! 君はこのお店よく来るの?」

男性「あ、はい! たまに来ます」

白崎さん「近くに住んでるの? 地元の子かい?」

男性「いえ。僕は今年から社会人になり市内で働いてます。地元は関西なのですが」


(アラサーかと思ったら22~23歳か!!)

私「へぇー! どうしてこの町へ来ようと思ったんですか?」



たまたま横に同席した若い男性のIターン就職の話が興味深く、いつの間にか私と白崎さんとその男性と3人で閉店まで話をしていました。