サオリちゃんに、LINEを入れてから都合のいい時間に電話をすることになりました。


緊張しながら、サオリちゃんに電話。




サオリ「この実さんー! お久しぶりです! どうしたんですか?」


私「あ、突然の電話ごめんね、忙しいのに。実はさ…」


私はサオリちゃんに一昨日からの一連の流れを話しました。


私「でね、その、タナカさんて一体どんな子なの? まさか、夫とそういう関係、じゃないよね…?」


サオリ「いや~、実は私はタナカさんと部署が違うので詳しく知らないんですが… 

真面目だと聞きます。まさかそんな不倫とかなんて…  まさか……」


私「真面目な人なんだ… それはますますそんな関係だと考えづらいよね」


サオリ「はい、黒髪だし真面目そうな感じですよ。会社でまだ新入社員みたいな位置付けで、若くて頑張ってるねみたいな印象です。連休で実家に帰る度にお土産を買ってきたり、誰にでも元気に挨拶するので、まぁいい子って感じですね」


私「真面目でいい子かぁ、、、

ところでさ、ぶっちゃけタナカさんて… 可愛いの?」

 




一番気になるところを聞いてみました。





サオリ「いや~~、、、

う~ん……  まぁ、その…  

あ、すみません。失礼ですよね私w

かわいいとかキレイとかじゃなくて…w

何て言うんだろ、真面目で若いから社員さんからしたら"娘"みたいな感じなのかな。オシャレとかも… 化粧っ気もないし」


私「そう、、、なんだ…」




ますます私の頭の中でハテナが増えていきます。

こんな時、

「めちゃめちゃかわいいですよー」とか

「モデルみたいにスタイルよくてー」とか

「男受けしそうでモテそうですー」とか言ってもらった方が、まだ気が楽になれたのに。。。




黒髪で真面目そうで、そんなにオシャレも化粧もしていないと。制服があるから、通勤は私服でいいよと言われてもいまだにしっかりリクルートスーツを着てくると…



ますますモヤモヤした上に、夫が心にぽっかり穴が空いてしまう程ということは、とても真面目でめちゃくちゃ性格がいい子なのではないか、とここで思い始めることになります。