「人は、そう簡単にわかり合えない」
なんて、ちょっと淋しい響きがありますけど・・・。
「(自分が)わかっているつもりで、(相手を)わかってなかった」
「(相手は)わかっているだろうと思っていたのに全然理解されてなかった」
そんなことって、無いですか?
ありますよね?
きっと、私だけじゃないはず・・・
どうして、このような事が起こるのでしょうか?
これって一つには、
言葉を使う動物だからこその問題なんじゃないかなと思うんです。
つまり人間特有のものだと・・・。
言葉を使うから、言葉に頼る。
言葉に頼ると、その裏にあるもの・真意を見落としてしまう。
いわゆる「ミスコミュニケーション」が起きる。
かえって、ペットとのコミュニケーションの方がわかりあえてる、
なんてこともあります。
何かペットを飼っていらっしゃる方は、わかっていただけますか?
私は猫を飼っていましたが(今も実家で生息中)、
相手は言葉を使えなくても、こちらが何を伝えようとしているのか、
私の声のトーンや、身振り手振り、表情などから
必死に読み取ろうとしてくれます。
こちらも、猫の様子を見て
「あ、お腹が減っているのかな」
「水が飲みたいのかな」
「遊んでほしいのかな」
など読み取ろうと努力します。
なんとなく、コミュニケーションが取れるのです。
私が今学んでいるPCM(プロセス・コミュニケーション・モデル)
では、
ミスコミュニケーションには、
心理学・行動科学的な裏付けがあると説いています。
言葉のほかに、
身振り手振り
顔の表情
声のトーン
身体の姿勢
をコミュニケーションのツールとして重視し、
人それぞれの性格の違いから生まれるパターンを学びます。
そして、相手に合わせたコミュニケーションが取れるように、練習します。
相手は自分と違います。
違うのに、無意識にコミュニケーションを取ってしまうと
「何てあの人はわからない人なんだ!」
「どうしてこの人とは会話がスムーズにいかないんだろう」
というような、ミスコミュニケーションを体験する事になります。
だからこそ、学ばなければならない。
でも学んだだけでは足りない。
訓練しなければ。
コミュニケーションスキルは、スポーツと同じ。
筋肉と同じ。
鍛えなければ、衰える。
頭で理解したからって、体は動かないですよね。
だから私は、これからも学んで、訓練し続けていきます。

