「またヴィンセントは襲われる」を観てきました。
目が合うと合ったその人から襲われるヴィンセント。
職場の実習生、上司…。そこから免れるために父親の別荘に逃げ込む。
静かに広がる原因不明の暴力。
攻撃を受けないすべを身に着けて対処するが、今度は…。
我を忘れた暴力性を抱えること、それと折り合いをつけるすべを徐々に身につける。
犬が「カナリア」の役を果たす。憎悪を感じると吠え立てるアラーム。
何気に、目を合わせると絡まれる、因縁をつけられる…
満員電車で無意識に互いに目を合わさないようにする…
今この世界もそこからそんなに遠くないのかもしれない。
ステファン・カスタン監督。