父は憶えているを観てきました。

 

ロシアに出稼ぎに出て消息不明だった父が23年ぶりにキルギスの村に帰ってきた。

ただし、言葉と記憶をなくして。その間に息子は結婚し、妻は権力者の息子に横取りされて。

でも黙々とごみを片付けて歩く父に村人たちは優しい。寝取った男とその母親以外は。

記憶も言葉もなくしながらも、心がどこかでつながっているのが伝わってくるのが何とも言えない。

じんわりとくる。

 

アクタン・アリム・クバト監督。