哀れなるものたちを観てきました。

 

自死を試みて瀕死になった妊婦ベラ(エマ・ストーン)の脳を、天才外科医のバクスター(ウィレム・デフォー)により胎児の脳と入れ替えて蘇生。大人の体に乳児の脳。しかし、「1日15Word」、驚くべきペースで知識がつき、成長が始まる。

やがて、世界を見たくなったベラは弁護士のダンカン(マーク・ラファロ)とともにリスボン、豪華客船、アレクサンドリア、パリと旅をしてゆく。

マッド・サイエンティストのようなバクスター、自分の思い通りに支配しようとするダンカン。男性中心社会への疑問。目の当たりにする貧富の差、そして売春で切り開く自分の人生。

 

妊婦の正体が分かってからがすごい。

 

ヨルゴス・ランティモス監督。