「弟は僕のヒーロー」を観てきました。
イタリアの高校生がダウン症の弟を主人公にして撮影したYouTubeの実話ベースの話。
ジャックが5歳の時にできた弟のジョーは「特別」な子と聞かされる。「特別」が「ヒーロー」の意味でないことを知ったジャックは、思春期になりジョーの存在を隠すようになり、知る人の少ない町の高校へ進学する。
ジャックの「嘘」から始まる騒動。そこからの気づき。
ダウン症であろうとなかろうと支えが必要なのは同じという両親。
ついてはいけない嘘で窮地に追い込まれる兄を救うのが弟だったり。
この問題、当事者にとっては悩ましいし、ケアする側の立場ではきれいごとでは済まない部分もあるだけに、考えさせられる。
ステファノ・チパーニ監督。