「I(アイ) 人に生まれて」を観てきました。
性分化疾患で男女両方の性器を有する14歳の少年シーナンが性転換手術を受ける物語。
親からも説明のないまま男性器を除去され、名をリーランとあらためて台北へ。
稀有な症例に色めき立つ医師、子どもにすべてを伝えられない両親、周囲との関係に悩む子。自慰行為をしていた中学生が手術室を出て目が覚めたら女性というのも酷な話。
性別が変われば服装だけでなく部屋の模様替えから何から「女性らしさ」を求められ、がらりと変わる生活。「子供の幸せのため」と称する「大人の都合」。しんどいと思う。
リリー・ニー監督。