幻滅を観てきました。

バルザックの「幻滅 メディア戦記」の映画化作品。

 

伯爵夫人に恋をし、詩集の出版を夢見て駆け落ち同然でパリに出てきたリュシアン。

世間知らずで無作法な彼は、社交界で笑いものにされ、新聞記者として恥も外聞もなく文字通りの売文業で稼ぐようになる。そんな中で庶民出身の女優との出会い、成り上がり。そして、破滅へ。

2つの対立する党派争いの中で転がされ、棄てられる。

どうもがいても大仏様の手のひらで踊っているだけの孫悟空を思い出した。

 

グザヴィエ・ジャノリ監督。