「マイ・ブロークン・マリコ」を観てきました。
平庫ワカ原作のコミックの映画化作品。原作未読。
ブラック企業で鬱屈した毎日を過ごすシイノトモヨ(永野芽郁)が、テレビのニュースで親友のイカガワマリコ(奈緒)が転落死したことを知る。
大切なダチの遺骨が毒親のもとにあることを知り、会社を無断欠勤して遺骨を強奪して旅に出る。
永野芽郁の壊れっぷり。今まで観たことのない姿。
DVを受けてきた自死した友人。トモヨとマリコはおそらくは共依存とでもいうべき存在。
トモヨ自身が一度壊れないと前に進めない、そんなやるせなさ、もどかしさ、怒り、ひしひしと伝わる。
タナダユキ監督。