「ソワレ」を観てきました。
外山文治監督による長編作品。村上虹郎と芋生悠が主演。
オレオレ詐欺で食いつなぐ劇団俳優の翔太(村上虹郎)が、和歌山の高齢者施設で入居者に演劇を教えることに。施設で介護職のタカラ(芋生悠)と再会して祭りの誘いに部屋に行くと、出所した父親に暴行を受けているところに遭遇する。翔太は咄嗟に父親を引き離し、タカラが衝動的に父親を刺して2人で逃亡。心に深い傷を持つタカラと、いまだ何者にもなっていない翔太が警察に追われながら共に時間を過ごす。いつまでも続かないのが分かっている逃亡。切なさ、痛さ、感情が渦を巻く。
「わさび」「春なれや」「此の岸のこと」3本の短編を観て気になっていた監督。長編を観るのは初めて。