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「郷愁鉄路 台湾、こころの旅」を観てきました。
最近電化された台湾の南廻線。沿線の風景、難工事、鉄道員、撮り鉄…。
3代続く鉄道マンの話には昔の国鉄を思い出し、列車妨害での事故にあった乗務員、整備士たちにもカメラを向ける。
非電化路線が路線改良に電化。エアコンのなさそうな旧式の客車がディーゼル機関車にひかれて海岸線を走る、そんな光景が過去のものに。ひとつの時代の区切りになるルポルタージュ。面白かった。
公開館が武蔵野館と、9月に始まるもう1館というのがもったいない。
「朽ちないサクラ」を観てきました。
柚月裕子の同名の小説の映画化作品。
ストーカーによる女子大生の殺害事件。被害届の受理の先延ばしの間に慰安旅行のスクープ。
取材した記者の変死から、警察署の広報の行政職員の泉(杉咲花)が動き出す。
安田顕にはやられた。原作未読だけど、続編も含めて読んでみたい。
結構緊張感のある推理ドラマ。
原廣利監督。
「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」を観てきました。
1938年のプラハ。子供たちをロンドンに避難させるよう奔走したロンドンの株の仲買人ニコラス・ウィントン(ジョニー・フリン、アンソニー・ホプキンス)の話。
ナチスのもとから逃れてプラハに来たユダヤ人の難民。子供だけでも逃がすべく、里親探しと寄付集め、そして輸送の手配をして669名の子を送り出す。しかし、250名の救出を目前に第二次大戦が勃発。
それから50年。救えなかった子供たちについて自責の念に駆られるニコラス・ウィントン。どうしても伝えたい古いブリーフケースに詰まった子供たちの記録。BBCの番組で取り上げられることになる。
子どもたちを救うための奔走、助けることのできなかった子供たちへの悔恨、そして生き延びた子供たち。
一人ひとりの命を救うことの大切さが伝わってくる。
ジェームズ・ホーズ監督。
「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」を観てきました。
一卵性双生児の中学生姉妹、ユーとミー。いつも一緒にいて仲良し。
食べ放題のレストランに映画も1人分の料金で2人でちゃっかり。そしてユーが苦手な数学の追試をミーが受けても誰も気づかない。
ところが、追試がきっかけで同級生のマークが2人の前に現れる。
それでも人から好かれやすいのはミーだけだったり、恋が始まると複雑になる気持ち。
そして両親の離婚。1999年といえばノストルダムスの大予言、ミレニアム。
日本とタイ、国は違っても「あの頃」を思い出すちょっとした懐かしさ。そして楽しいストーリー。
一卵性双生児姉妹のワンウェーウ・ホンウィワットとウェーウワン・ホンウィワットが監督。
1人2役で雰囲気の微妙に異なる姉妹を演じてしまった主演もすごい。