スターフラワーのkonomiです。今日は本のモモ。ミヒャエルエンデ作 大島かおりさん役の本を紹介したいと思います。時間どろぼうとぬすまれた時間を人間に取り返してくれた女の子の不思議な物語という本です。この本は1976年に出版された本なんですけれども、今の世界が非常に描写されていると感じました。作者のあとがきから読んでいきたいと思います。主人公のモモは年齢も素性も分からない浮浪児。本来、現代のように完全に組織されてしまった社会は浮浪児というものは存在を許さない。だからここではももは管理された文明社会の枠の中にまだ組み込まれていない人間現代人が失ってしまったものをまだ豊かに持っている、自然のままの


シンボルのような子供相。手の話をじっと聞くことによってその人に自分自身を取り戻させることのできるという不思議な能力、宇宙の音楽を聴き鳥、星々の声に耳を傾け傾けることのできる能力を持ったモモは、人間に生きることの本当の意味を再び悟らせるためにこの世に送られてきたのでしょう。ところがこのモモを取り巻く世界は「灰色の男たち」


という奇妙な病原菌に侵され始めています。人々はよい暮らしのためと信じて必死で時間を倹約し、追い立てられるようにせかせかと生きています。子供達まで遊びを奪われ、将来のためになると勉強をして強制されます。この病気の原因について警告しようとする人は、ペッポのように狂人として精神病院に隔離されるでしょう。夢に生きているジジは、この巨大な情報産業に踊らされる操り人形のような作家になります。こうして人々は時間を奪われることによって、本当の意味での生きることを奪われ心の中は貧しくなり荒廃していきます。それとともに見せかけの能率の良さと繁栄とは裏腹に都会の光景は砂漠と化して行きます。簡単な


あとがきの省略した部分なんですけれども、本当に今の時代を象徴していると思いませんか?


何か大切なものを私たちは、忙しさの中で忘れてきたのかもしれません。この自粛の中でよく自分自身を振り返ってみましょう。はい、それでは今日も一日をkonomiでした。