今日の『朝日新聞』夕刊(2010年1月14日付)の「窓 編集員室から」というコラムに、ある意味、面白い記事が出ていた。(ネット上にはないようなので入力します)。


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僕が64歳になっても


ビートルズに「When I'm Sixty-Four」という曲がある。


「まだ先の話だけど/僕が年をとって頭が薄くなっても/まだ僕を必要としてくれるかい?/僕が64歳になっても」


収録されたのは1967年のアルバム。青春のさなか、この歌を口説き文句に使った人々が、今その年頃に差しかかりつつある。日本では、敗戦後の数年間に生まれた「団塊の世代」だ。


77歳の藤井前財務相が去った鳩山政権の顔ぶれを見直すと、「団塊度数」の高さを改めて感じる。首相を含む閣僚17人中6人が46~49年生まれである。


元首相の孫として期待されていたろうに、初めは政治に背を向け、研究者を目指した鳩山首相菅副総理兼財務相は東工大で無党派の学生運動にかかわり、市民運動に身を投じた。東大紛争で逮捕者救援に奔走し、社会派弁護士になった仙谷国家戦略兼行政刷新相平野官房長官は大企業で労働組合を続けた。


この世代なりの「異議申し立て」を重ねた政治家たちが、官邸の中枢を占め、青臭さを恩越しつつ戦後政治の変革に挑む。財務相の交代は、団塊政権の「純化」にも見えてくる。


この15日が誕生日の仙谷氏、10月に菅氏、来年2月に鳩山氏と、順繰りに64歳を迎える。そのときもまだ、僕を必要としてくれるかい――。


ビートルズの4人は少し上の世代だ。ポールとリンゴの二人が、64歳を超えて今も音楽を続けている。

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ちなみに、現在の閣僚のうち、上の記事中で名前が挙がっていないあと二人の団塊世代は次の二人。


千葉景子 法務大臣 (1948年生まれ)

赤松広隆 農林水産大臣 (1948年生まれ)


いやはや大変、香ばしい。名前見ただけで、恐ろしさが分かる。


(ところで、2,3日前に報じられていた民団での新年会での赤松氏の発言は、噴飯ものだった。民団に選挙運動してもらっていたのを公式に認めたのだから。そして、外国人参政権は、日本国民ではなく、民団との「公約」だそうな。ひどすぎる。)

「参政権は民団への公約」赤松農水相が公言 選挙で支援認める
2010.1.13 01:23

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100113/stt1001130124000-n1.htm


この世代にも、尊敬できる人々はもちろんたくさんいる。ただ、団塊世代の学生運動経験者(その意味で全共闘世代といったほうがいいかもしれんが)は、やはりおかしな考え方の持ち主が多い。


少し前に、「14歳は危険な年ごろだ」とかいっていた頃が懐かしい。いま一番、恐ろしいのは、64歳世代だ。年をとっても、分別もなにもあったもんではない。


全共闘世代特有の身勝手さに、年寄りの頑固さが加わって、手がつけられない。


とっとと、引退してほしい。学生運動の気分で、権力の中枢にはいって、若者時代から変わらない独りよがりの思想と行動を続けないでくれ。


「まだ僕を必要としてくれるかい」だと?


まったく、必要としていない。革命ごっこは若い時だけにしてくれ。

下から突き上げ、追い出すに限る。


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