- ビート (新潮文庫 こ 42-4 警視庁強行犯係・樋口顕)/今野 敏
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頭の切れる、敏腕刑事がミステリアスな難事件をドラマチックに解決!、、、のようなストーリーをなんとなく漠然と想像しながらページをめくり始めました。
とある殺人事件の捜査を追う、「警察小説」でもありながら、事件に絡む刑事の家族の在り方を問う「ファミリー小説」でもあると思います。
同じひとつ屋根の下に暮らしていながら、ほとんど顔を合わせず会話もしない家族。重大な問題が発生しても、そのことを共有することも相談することもできない家族。
でもこういった家族像はけっして小説の中だけのことではないような気がします。いつか自分の身にも同じような状況が訪れるかもしれない。。。悲しいことですが。
最後には、ぎこちないながらもお互いの心が通じ合い、お互いを認めることができたところに感動です。お互いのことをしっかりと見つめ、心を開いて、話し合うことが大事なんだなと思いました。
本作品は3作目でした。1、2作目もぜひ読んでみたくなりました。